銀河鉄道の沿線風景
昨日、エンゼルランドふくいのドームスクリーンで、KAGAYAスタジオの「銀河鉄道の夜」を見てきました。
敷地内や館内は親子連れ、子ども会らしき団体で賑わってましたが、スペースシアターは空いていて、初日初回は全員大人
銀河鉄道と沿線風景の描出をメインに、実際の星座との対応を紹介した約40分のプログラムでした。
ジョバンニがカムパネルラと銀河鉄道で旅をする(夢を見る)経緯は、はじめにナレーション(大場真人)で説明され、あとは風景に合わせて朗読(桑島法子)がボイスオーバー。
映像にジョバンニ、カムパネルラなどの人物は一切登場せず、原作のストーリーを把握するには欠落が多いので、銀河鉄道が走っているところ、車窓から見える風景ってこんなかも・・・という楽しみ方がいいみたい
一緒に行った二人も、原作は読んでいるので、
「ジョバンニがカムパネルラに憧れてたって?」
「えーっ!」
「あの石炭袋はあかんやろ! 空の孔じゃなくて、川の淀み」
「カムパネルラにはあそこにお母さんが見えるんだよね、って言ってなかったけど」
「死者が乗る汽車だって、ぜんぜんわかんないよね」
「だから、逆に読んでないほうがいいんじゃね?」
などと突っ込みどころいっぱいでしたが、それも含めて楽しめたし、音楽はかなり好みだったので、サウンドトラックCDを買いました。
なので、唯一残念だったのは、
「蠍の火が赤くなかった」
「りんどうの花も、紫じゃなくて白っぽかった」
「南十字も、青や橙の光でちりばめられてないし」
という上映館の発色の悪さ(スクリーンの素材、状態。光源の弱さ?)。
たまに座席が動いているように感じる画面の動き(停車中の電車に乗っていて、隣の電車が動いたときのような感じ)もおもしろかったし、発色のいいドームスクリーンで、もう一度見てみたいです。
最近のコメント