イタリアンと武家屋敷
昨日、大正時代に建てられた女学校の校舎を改修したイタリアンレストラン「サルトリア ダ 水本」(大野市本町)に行ってきました。
「水本学園高等女学校」の表札が残る門を入ると、左の建物の1階がレストラン。
オープンを知ったのは6月上旬の新聞でしたが、私のほうは6~8月と土日出勤や余力のない日が続き、同行者のほうは7月中旬から2週間入院していたので、ようやく。
水本ランチセット(前菜・パスタ・ドルチェ・ドリンクで2,000円)をおいしくいただきました。
奥越の勝山や大野は、自宅から車で片道50分ほどですが、ちょっとした旅行気分が味わえます。
食後に見学したのは、「武家屋敷旧内山家」(大野市城町)。
天保13年(1842)、大野藩主・土井利忠が行き詰った藩財政を立て直すため「更始の令」という改革令を出した際、殖産興業、人材育成に成果を上げたのが、内山七郎右衛門良休と隆佐良隆の兄弟。
七郎右衛門は藩営商店「大野屋」や銅山経営で藩財政を立て直し、隆佐は蝦夷地開拓の推進や洋式帆船「大野丸」の建造、蘭学振興、軍備刷新などを行ったそう。
武家屋敷旧内山家は、その偉業を偲ぶため、のちの内山家屋敷を解体復元したもの。
七郎右衛門が亡くなったのは明治14年(1881)、上の母屋は明治15年(1882)頃の建築だそうですが、部屋から部屋へ歩きながら、
「今も暮らせそう」
「人の暮らしって、基本的なところはあんまり変わっていないのかもね」
と話していました。
コメント
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こんにちは。
美味しそうなランチと武家屋敷。
古い建物が大切に保存されて、
良い雰囲気が、写真から伝わってきます。
久しぶりにブログを拝見して、うれしかったです。
お元気そうでなによりでした。
お忙しいと思いますが、体調に気をつけてくださいね。
投稿: ふうちゃん組 | 2018年9月 6日 (木) 18:47
>ふうちゃん組 きつねさん
元女学校のレストラン、外観も内装もよかったですよ
女学校は明治35年(1902)に創立、大正6年(1917)に現在地に新設されたとのことで、建物は昨年でちょうど100年。
昔の木造校舎には、独特の温かみがありますね。
大野は周囲を山に囲まれながら、越前大野城の城下町としての歴史と進取の気風があるところ。
現在のまちづくりにもその歴史と気風がいかされていますが、土曜なのに観光客は少なく、若い人はほとんど見かけず。
でも、落ち着けるところです
投稿: まちこ | 2018年9月 7日 (金) 01:09