甲状腺機能低下症
前回の記事から、はや3ヵ月・・・。
その間のことも追々書きたいと思っていますが、まずはタイトルのことを。
微熱と鼻水、ひどく咳き込んで声も出にくい状態が数日続き、久しぶりに耳鼻咽喉科クリニックに行ったのが13日(火)。
15日(木)には外部の仕事、18日(日)には職場のイベントを控え、それまでに治さないと・・・と思ったからでした。
その際、半年以上空いてしまった甲状腺の検査もお願いし、エコーでは変わりなし、採血の結果は、異常があれば連絡いただくことになっていましたが、17日(土)に電話があり、
「術後残った甲状腺が頑張ってましたが、追いつかない状態になってきたようなので、お薬を飲んだほうがよいですね」
ということで、19日(月)にまたクリニックへ。
血液検査の結果は、
TSH 基準値 0.500~5.000
2017/06/13 5.160↑
2016/09/23 2.820FT4 基準値 0.90~1.70
2017/06/13 0.98
2016/09/23 1.10Tg 基準値 33.70以下
2017/06/13 58.65↑
2016/09/23 58.74↑
「甲状腺の血液検査について」という説明書ももらったので、関連部分を転記すると、
○FT3、FT4(甲状腺ホルモン)
甲状腺ホルモンそのものです。体のあらゆる細胞に働きかけ、活動を活発にする作用があります。○TSH(甲状腺刺激ホルモン)
脳下垂体から出る甲状腺を刺激するホルモンです。甲状腺ホルモンの状態を最も敏感に反映します。甲状腺ホルモンが足りない(機能低下)状態になると上昇し、逆に甲状腺ホルモンが多すぎる(機能亢進)となると低下します。つまり、甲状腺ホルモンと逆の動きをします。○Tg(サイログロブリン)
甲状腺で作られるたんぱく質です。かなり高い値であれば、甲状腺癌あるいはその再発が疑われます。しかし、少し高いぐらいなら心配いりません。良性腫瘍、慢性甲状腺炎(橋本病)など悪性ではない場合でも高くなることがあります。甲状腺機能低下
甲状腺ホルモンが不足している状態です。体の細胞の活動が低下します。疲れやすい、やる気がわかない、むくむ、便秘などの症状が一般的です。まずはTSH↑となり、その後程度が著しくなるとFT3やFT4が↓となります。これらの症状は程度が軽いうちは自覚することはほとんどありません。しかし、ホルモンのバランスが崩れた状態を長期間続けると、心臓血管の合併症が出たり、コレステロールが高い状態が治らなかったり、老化が進んだりなど不都合をきたすリスクがあります。ですから、自覚症状がないうちから治療を行うことが推奨されています。
さらに口頭で、「もし甲状腺がんの細胞が潜んでいたら、TSHが多いと刺激して増殖するので、再発予防の点からもお薬は飲んだ方がよいです」とのこと。
甲状腺がんの手術を受けたのは1986年11月で、その後10年ほど服薬していましたが、20年ぶりのチラーヂンSは、25㎍で始めて、5週間おきに血液検査の結果を見ながら容量を増やし、適量が決まったら3ヵ月ごとの通院ということに。
4月に新たな役職についたことで、勤務時間も持ち帰りの仕事も増え、前任者や転職者の「置き土産」の処理、勤務状態が不安定な人の対応にも悩まされて、上記の説明書にある「疲れやすい、やる気がわかない」ときも多かったけれど・・・。
先生によれば、まだ自覚症状が現れるレベルではないそう。
でも、薬で少し体が楽になれば・・・と思っています。
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