小学校の同級生
2月10日の夜、小学5・6年のときの同級生、TとF(当時のニックネーム)から電話がありました。
私は5~18歳まで過ごした場所を進学で離れ、その後も実家の転居、私の就職・転居があり、中学・高校を卒業して以来、小学校の同級生とは数名しか会ったことがありません。
10年ほど前にクラス会の電話をもらったとき、「お店継いで頑張ってるよー」と言っていたTは、数年前に内閣府の某賞を受賞。
それをネットのニュースで知って検索してみたら、地域活性化に積極的に取り組んでいる女性経営者として、取材や講演の様子も多くアップされていて、高校を中退した10代後半、やんちゃで××のお世話になったことまで語っているのも、Tらしいなあ・・・と思いました。
小学5年で同じクラスになったTとは、中学3年でも同じクラスに。
「Tですー。憶えてるー?」
「わあ、久しぶり」
「久しぶりやなあ。Fもいま横にいるよ」
「へえー」
「あのね、小学校のときに転校していったTHくん、憶えてる?」
「うん、憶えてる」
「Tくん、今度こっちに帰ってきたん。それで、久しぶりに同窓会しよかーって、みんなに電話かけてるんやけど、18日、空いてる?」
「うーん、18日は職場で行事があって、私は無理」
「残念やなあ。いま福井で何してるん? 私、あわら温泉とかよく行くよ。加賀とか山中温泉も」
「へえ、ほんと? 私、○○に勤めてる」
「○○の○○?」
「うん」
「えらいなあ」
「ううん、Tちゃんこそ。数年前の受賞のニュース見たよ。着物で出てたの」
「おばばみたいやった?」
「いやいや、相変わらず。美しかった」
「あはは、今度福井に行くわ。そのとき会おう。会える? 結婚したり子どもとかいてるん?」
「してないし、いないよ」
「一緒やなあ。ともに語ろう。Fに替わるわ」
見るからに真面目な優等生タイプだったFは、別の中学に行き、高校でまた一緒に。
「久しぶりー。いま○○の○○してるん?」
「うん」
「大学は○○やったよね?」
「よく憶えてるねー。そのあとまた進学して、就職でこっちに来たの。Fはどうしてるの?」
「私、ずっと郵便局に勤めてて、この前、○年の永年勤続表彰されたよ」
「へえ。すごい」
「だって、○年勤めてるもん」
「もうそんなになる?」
「なる、なる。18日は来られへんの? 残念やなあ」
「うん、ごめんね。皆さんによろしく」
その後、16日にお通夜から帰宅したとき、マナーモードにしていたスマホにTからメールが来ていたのに気づきました。
4月の土曜にFとあわら温泉に行こうかと思ってるけど、会えそう? という内容で、数回返信しあい、翌日には続きのメールと宿泊先を訂正する電話も。
会食する料亭まで「青年会議所の友達のとこだから」と決めていて、迎える側はまったくの手間要らず。
「そこからも近いやろ? そのあとFとあわらに行くわ」
「遠いのにありがとう。TとFは普段からよく会ってるの?」
「ううん、お茶したこともなかったよ」
「へえ」
「こないだ電話したあと、Fが行きたいって言うから、じゃあ行こかって」
「行動力あるねえ」
「それが取りえや」
小学校の卒業アルバムは、それぞれ自分が描いた水彩画(校舎の絵)を使って装丁され、中の写真は白黒、文集も一色刷り。
担任の先生がアルバム用に撮り、焼き増ししてくれた数枚は、途中入園した幼稚園~中学の写真が順不同で入っている箱の中で、白黒なのでかえって目立ち、探しやすいという利点もありました。
そのうちの1枚(スキャン後、解像度低めに)、私は前列の上から4人目
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