月命日と3ヵ月齢

パセリの3回目の月命日である今日も、がん医療センター（乳腺外来）へ。

1時間ほど待って中待合に進むと、来月で手術から1年という70歳前後（？）の女性に話しかけられました。

私が6年前と3年前に手術して、今も3ヵ月に1回通っていると答えると、

「6年も通ってるの？」
「通い始めからだと来月で6年半です。でも、術後は経過観察だけなので」
「私が知ってる乳がんの人、ほとんど逝ってしもたわ。そうかと思うと、入院してたときも手術だけの人がいて、乳がんもいろいろやね」

甲状腺外科には術後10年通院、腎臓内科には四半世紀を超えて通院中で、私自身は「6年も」とは思わずに来ましたが、6年前、3年前の入院中はパセリが家で待ってくれていたなあ・・・と思っていたら、いきなり、

「でも、ずっと検査に来なあかんで、孤独やろ？」
「少し不安というか、緊張はしますけど」
「乳がんで元気にしてる人に、『元気やねえ』って言ったら、『こんなの人前だけ。孤独やわ』って言うてたわ」
「そうですねえ。自分が感じる不安を他の多くの人は感じてないとか、人とは違うと思うという意味なら、わかる気がします」
「な、孤独やろ？　私も孤独」

彼女の隣に座っていたお連れ合いは、もう何度も聞いたというような、でも、やさしげな表情で、私たちを見ていました。

話は彼女が診察室に入るまで続き、出てきたときも、

「今日はありがと。このあとは年1回の検査でいいんやって」
「よかったですね」
「でも、眠剤もらってるから、来月も来なあかん」
「眠剤は何ヵ月分も出ませんからね」
「ほやって。コレステロール高いで、近くの内科にも行ってるけど、顔つなぎでこっちでもらったほうがいいね」
「そのほうが安心ですね」
「ほな、またね」

先週採血した腫瘍マーカーの結果は、

　CEA（大腸がん、胃がん、肺がんなど）　3.3　正常値5.0以下
　ⅠCTP（骨転移）　3.6　正常値4.5未満
　CA15-3（乳がん）　13.0　正常値27.0以下

で異常なし。

左肺のGGO（すりガラス状陰影）は、年1回の経過観察のため、来週（水）に放射線科で胸部CT、そのあとがん医療センターで結果を聞くことに。

GGOのサイズが大きくなったり、中心が濃くなったりしている場合は、甲状腺がんや乳がんのような細胞診や生検はなく、画像診断をもとに手術だそうですが、そうでなければ今後も経過観察。

病院を出たあとは、ショッピングセンターへ。

食料品と切り花を買って車に戻るとき、5歳くらいの男の子と今日は休みらしいお父さんを見かけ、マロウが人間だったら、もうあのくらいかな・・・と思いました。

帰宅すると、マロウが玄関までダッシュ

昨日は、朝から打ち合わせで普段より1時間半早く出勤し、18時から会議もあって帰宅したのは21時。

先週（金）は、13日（日）のイベントの準備で15時から22時半まで職場にいて、帰宅は23時半。

職場に行くのは週4～5日で、午後出勤の日もあり、夜遅くなるときは18時頃にごはんとトイレの世話をお願いしていますが、5月末日に1ヵ月半齢のマロウを迎えてから週2回は助けてもらっているので、早く仕事が落ち着くといいなあ・・・と思っています。

当のマロウは無事3ヵ月齢になりましたが、私が帰宅すると、まず「抱っこー」「チュパチュパするー」で、ごはんとトイレを済ませて遊んだあとは、

「ぼくは甘えん坊じゃないよ」（キリッ）

「ぼくのほうが見守ってるんだからね」（キリリッ）

「ぼくが見守ってるんだ・・・」

ミントとパセリ、マロウに出会えて幸せです。