エリスロポエチン再開(5)
今日は1週間ぶりの動物病院。
予定していた血液検査の前に伝えたのは、
- 貧血については、前回(年末年始にエリスロポエチンを4回打ったとき)ほど改善しているように見えない。
- 自分で食べる量は少ないまま。
- 排便は、3月31日にしたあと、まだない。
- 排尿は、洗面所のトイレやペットシーツまで行けるときもあるが、途中でしてしまうことが増えたので、しそうなあたりにペットシーツを敷いている。
- 排泄時とベランダに出るとき以外は、ソファの上で過ごしている。
- 咳はせず、吐くこともほとんどなかった。
- 口をひっかくしぐさ(口内の痛み)が頻繁なので、なんとかしたい。
貧血が改善していないなら、「検査のための検査」でパセリに負担をかけるし、他の数値(CreやBUNなど)が少しよくても悪くても、治療内容は変わらない・・・ということで、血液検査は延期。
変えるとすれば、自宅での皮下輸液を機械を借りて静脈点滴にすることですが、ケージ等の狭い場所に閉じ込め、留置針で長時間点滴している状態なので、私の不在時や就寝時が心配。
「病院でも、ラインが絡まったり、ラインを踏んで詰まらせたり、針がずれて漏れたりということはあります。そういうときは機械がピーッと鳴りますし、お仕事に行っている間は外して、またつなぐこともできます」
私自身、留置針での点滴経験は何度もあり、ラインが腕の下敷になったときや点滴パックの交換が必要になったときに「ピーッ」で気づいて、看護師さんが来る前に解除ボタンを押したり、留置針やドレーンを入れたまま、病院からパセリの様子を見に一時帰宅したりしました。
でも、排泄時とベランダに出るとき以外はソファから下りないパセリが、お気に入りのソファ以外の場所に寝かされ、行きたいとき、行きたい場所に行けないことでストレスを感じたり、動く範囲が狭まることでさらに筋力が低下しないか・・・と思うと、即断できず。
エリスロポエチンは、再開して5本目を注射。
口内炎と咳については、3月26日(水)に打ったステロイドの注射が2週間ほどで切れるので、明日からステロイドのシロップを再開して様子見。
便秘の緩和も兼ねて、皮下輸液は1日1回100ml(500mlの点滴パックを5日で)から1日1回125ml(同じパックを4日で)を目安にまた増量。
食欲増進を目的に、抗ヒスタミン薬のぺリアクチンのシロップも、明日から使ってみることに(0.3mlで始めて0.5mlまで、1日2回以内)。
今週は1回しか吐かなかったけれど、なくなったガスターも出してもらいました。
「20歳を迎えさせてあげたいですよね。20歳になったら、その先も」
「はい」
1994年、鎌倉・藤沢周辺で猫の保護活動をしている方の紹介で、てのひらサイズの三毛のミントとミルクティー色のパセリに出会って、6月5日で20年。
生後2ヵ月には達していないように思ったので、1ヵ月前の5月5日を「誕生日」としましたが、実際には4月中に、それぞれのお母さん猫から生まれていたと思います。
昨年末に腎不全が進行してからは、まずは無事に年を越したい、9年前にミントが亡くなった2月22日を越したい、一緒に春を迎えたい、20歳を迎えさせてあげたい・・・と、日数=QOLではないと思いながらも、一日一日を過ごして4月5日に。
だから、先生が「嫌な言い方かもしれませんが」と断ったあと、「20歳を・・・」とおっしゃったとき、別に嫌な言い方ではなく、本当に・・・と思いました。
今日の診療費は、診察料、注射料(病院で打ったエリスロポエチンと自宅で打つビタミン注射)、内服(ステロイド、ガスター、ぺリアクチン各7日分)、点滴セット×2、予備の針5本で、計9,892円。
会計のとき、エナカルドとマイメジンがあと3日分しかなかったことを思い出し、
「今からだと、(エナカルドを粉にして包装するのに)少しお待ちいただくことになりますけど、いいですか?」
「じゃあ、月曜の仕事の帰りに寄ります」
帰宅後しばらくして、
「パーちゃん、注射の時間だよ~」
と皮下輸液とビタミン注射。
さらにしばらくして、夜のキドナ6g(マイメジン1包、カリナール1と2が付属スプーン1/2ずつ、ニュートリプラスゲル1g入り)をシリンジ給餌。
「パーちゃん、キドナとお薬と時間だよ~」
と言いながら近づくと、立ってクルリとお尻を向けますが、給餌の手順や回数、味が未知のものではなくなって、上手に飲んでくれるようになったのが、うれしいような悲しいような・・・。
今日のお楽しみごはんは、朝が「焼津のまぐろ」、夜が「三ツ星グルメ」。
ステロイドとぺリアクチンのシロップは、エナカルドと一緒に、明日の朝のキドナに入れて。
猫の適温は人間より高いので、パセリが寝ている毛布の下にはまだペットヒーター。
食台の後ろに挟んだペットシーツは、台の傾き防止と、もしもの場合にすぐ使えるように。
トイレやベランダに行くときは、マットを掛けた籐の行李とオットマンの足を外したものを経由して上り下り。
年度始めの行事も7日まで、8日からはルーティンの仕事(準備していないので、例年以上に自転車操業)と今年度新しくすることになった業務の確認と企画があるし、10日締切の短い原稿もあるので、明日は少しでも準備しておかないと・・・と思います。
« 3月 | トップページ | エリスロポエチン再開(6) »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント