皮下輸液増量
14日(金)、週1回の通院のあと、ソファでくつろぐパセリ
病院には18時半に着きましたが、担当の先生が手術中でもうすぐ終わるというので、キャリーの上蓋を開けてパセリをなでながら待っていると、ご年配の女性が来院。
「猫ちゃん、おとなしいねえ。どこか悪いの?」
「ええ、でも、病院ではいつもこんな感じで」
「そう、うちも猫やけど、騒いで大変。今日は結石の手術受けたんやけど・・・。猫ちゃん、どこが悪いの?」
「慢性腎不全で、毎週1回通ってます」
と話していたら、その女性が先に呼ばれました。
術後の説明と面会だったようで、まだ退院できない猫ちゃんを残して帰る女性が、ガラスのドアを出たところで手を振ってくれたとき、パセリはずっとドアのほうを向いていました。
すると、女性がまたドアを半分開けて顔を出し、
「ありがとね。わかるんやね。ありがとう」
パセリの目が不自由なことは言っていなかったし、終始つらそうだった女性が少しでも慰められたなら、よかった・・・と思いました。
先生には、
- 黄色や茶色の嘔吐は、相変わらずほぼ毎日。
- 食べると口内を痛がり、食事量がさらに落ちた。
- 食べたいものは少量でも食べるので、不足分をキドナで補っている。
- 月曜~木曜まで、カチカチの便を1~3個ずつ頑張ってした。
と伝え、少し多めの皮下輸液と週1回のビタミン注射を。
自宅での皮下輸液も、吸収できるかどうか様子を見ながら、これまでの100mlから150mlまで増やしてみることになりました。
この日も、キドナ&薬のシリンジ給餌を2回。
通院したので1回に・・・とも思いましたが、20gでも完食するかどうかわからないお皿のウェット(休み休み食べるので、完食するときも時間がかかる)に確実に飲ませたい薬は混ぜられず、栄養も不足するので、
「なるべくサクッといこうね」
とパセリと自分を励ましながら。
15日(土)のお楽しみごはんは、隣市のホームセンターで買ったアイシアの「焼魚定食 まぐろに焼あじのせ」。
缶を開けると、水煮タイプのまぐろフレークに焼あじの切り身が一つのっていて、ほぐして20g出してみると、
「おいしいねー。アジって初めてだよー」
食後は、口や頬に痛そうに前脚をやることもなく、ステロイドか輸液の増量が効いてきたよう。
今日(日)のお楽しみごはんは、ネットで買ったフォルツァ10の「マグロ&サーモン」。
先日のアルモネイチャーと同じく、海外メーカーの「高いごはん」ですが、これはパセリが好きな血合肉入り。
同じくほぐして、20g出してみると、
「血合が多くておいしいよー」
やはり口内が痛そうなしぐさはなし。
150mlまで増量することになった輸液は、500mlの点滴パックの目盛が100mlずつで、その幅が均等じゃないので(使用して中味が減ると、パックがへこむため)、このくらい? ・・・というところでストップします。
輸液の前後にパックの重さを量りますが、その差が昨夜は163gで(水だと163ml。乳酸リンゲル液だとそれよりやや少ない?)、いきなり多すぎて具合が悪くならないかヒヤヒヤし、今夜は時間も遅らせて少し控えめの127g。
その後、トイレに行ったと思ったら、月曜~木曜までかかってした分と同じくらいの排便があり、
「すっきりした? やっぱり100(ml)じゃ足りなかったんだね」
昨日、隣市のホームセンターに一緒に行ってくれた相手に、
「床に体育座りして、膝と左手でパセリを支えて、シリンジでキドナを強制給餌してるときね。これが赤ちゃん猫に哺乳器でミルクをあげてるんだったら、どんなにいいかって思うよ」
と言いましたが、今夜もそろそろ2回目の薬入りキドナの給餌。
実際に飲ませる時間は5分とかからないけれど、良薬(食)口に苦しで、パセリにとっては嫌な時間(そのあと、口のまわりを何度も拭かれるのも)。
今夜もなるべくサクッと済ませて、お楽しみごはんが食べられる体調を維持してあげたいです。
コメント
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母の介護中のためか、人間のことのように感じてしまいます。
投稿: こはる | 2014年3月17日 (月) 20:36
こはるさん
老人保健施設に何度か取材に行ったことがあるのですが、パセリのお楽しみごはんは行事食、フードをよくほぐすのはきざみ食のようだと思ったりしています。
掌に乗るくらいの幼猫だった頃から、給餌、投薬、皮下輸液、清拭、マッサージを欠かせない今まで、体は小さくても、いっぱいの愛を与えてくれた、今も与えてくれる、大きな存在であることは変わりません。
投稿: まちこ | 2014年3月18日 (火) 00:47