2月になりました
1月25日(土)の排便時に吐いたパセリは、その3日間便通がなく、そろそろかな・・・と思った29日(水)、私の起床前と不在時にトイレとケージの前(マットの上)でしていました。
31日(金)に動物病院に行ったとき、先生に伝えると、
「腎不全が進むと、食べない、動かない、脱水するので、どうしても便秘がちになりますね。フードに油を混ぜるとか、毛玉除去のラキサトーンで少し出やすくはなります。浣腸や摘便は体力を使うので、なるべくしないほうがいいですが」
ラキサトーンは、元気な頃でも嫌がったので今は家になく、帰宅後、フードにサラダ油を垂らしてみたら嫌がったので、無塩バターを舐めさせてみました。
食べる量が少ないので、今回の受診までの間、ネットで買った腎疾患用経腸栄養食のキドナ(パウダータイプ)も試してみましたが、ペースト状や液状に溶いても自分からは飲まず、ウェットに少し混ぜて嫌がられ、スポイトで少し強制給餌して嫌がられ、一時撤退。
近くのお店で買ったカロリーエースプラス猫用も、同様。
19歳9ヵ月という年齢を考えると、「(私にとって)できるだけ長く」と「(パセリにとって)できるだけ穏やかに」の両立は難しく、これまでの感謝の思い、私との関係を考えても、どちらを優先するかといえば、やはり後者。
療法食を導入して9年近く、マイメジンとエナカルドの内服を3年近く、週1回の皮下輸液を2年近く続けてきたうえでのステージ4なので、今はパセリの意思を大事に・・・と自分に言い聞かせています。
一昨日の夜は、リビングのソファが定位置になっているパセリに「おやすみ」を言い、寝室のベッドに入ったところ、「ニャーオ、ニャーオ」と呼ばれたので、掛け布団を持っていって傍で寝ることに。
すると、パセリがソファから下り、「今日はここで寝るの?」と布団の周りを歩き回ったあと、ケージの天板まで三段跳びして見せたので、うれしいやら心配になるやら。
「パーちゃんがあっち(寝室)に来てくれてもいいんだけどね。そんなにうれしいなら、ときどきこっちで寝るよ」
1月17日に再開したステロイド剤は、その副作用で食欲増進することもなく、肥満細胞腫は小さくなっているので、31日からまた休薬。
替わって、これまで必要に応じてだったH2ブロッカーを毎日飲ませることになり、胃の不快感が軽減されたのか、昨日の朝は出勤前のシャワー中に浴室の前で待っていたり、マイメジンを混ぜたウェットや前日はほとんど食べなかったドライにもすぐに口をつけました。
昨日は勤務時間が長かったので、いつもの散策相手に見守り(午後~夕方)を依頼。
様子を聞くために電話すると、
「パーちゃんは、元気に寝てる」
「元気に寝てるって?」
「具合悪そうじゃないし、今は寝てる。さっきはベランダに出たがってた。出してないけど」
帰宅後の皮下輸液も、1回で成功。
今日は私が寝坊して、パセリの朝ごはんも昼ごはんになってしまいましたが、ソファーの上のお皿を見ると、私が寝る前に残っていたウェットを完食、ドライもほぼ完食していました。
体調が変われば食べるものも変わり、これまで好きだった療法食ウェットはすべて撃沈して、とうに撤退。
療法食ドライは、やはり好きだった腎サポSPとキドニーケアが撃沈、k/dはコロンとした形なので口からこぼれやすく、現在食べられるのは、昨年末にいただいた押し麦型のキドニーキープ(試供品)のみ。
15歳以上用の普通食ドライもいろいろ試しましたが、レンズ豆型で小粒の「銀のスプーンプレミアム三ツ星グルメ 腎臓の健康維持に配慮 15歳が近づく頃から」(以下、三ツ星グルメ15歳)は、パセリも気に入り、普通食ドライでは初めてリピート購入しました。
ちなみに、腎疾患で配慮すべき「低たんぱく、低リン、低ナトリウム」の栄養比については、
- k/d
413kcal/100g
たんぱく質24%、リン0.65%、ナトリウム0.3% - キドニーキープ
360kcal/100g
たんぱく質24%、リン0.5%、ナトリウム0.25% - 三ツ星グルメ15歳
400kcal/100g
たんぱく質30%、リン0.65%、ナトリウム0.65%
三ツ星グルメ15歳は、「リンを制限した栄養設計」ということで、k/dと同じリン0.65%。
たんぱく質とナトリウムは高いけれど、キドニーキープだけでは食が進まず、摂取カロリーも低くなってしまうので、これを半量まで混ぜています。
その他、以前は療法食ウェットに入れていた薬も、今は普通食(総合栄養食、一般食)ウェットに。
とくに「銀のスプーン三ツ星ジュレ15歳以上用」は、15gにエナカルドとH2ブロッカーを入れても、すぐに舐めてくれるので助かっています。
今ある腎機能維持という面では、以前よりかなり望ましくない内容ですが、食べてくれないことには体が持たず、食べる喜びも失ってほしくなくて・・・。
パセリの主治医先生は、お母様の命日で帰省され、31日午後~2月4日まで休診。
先生のお母様はがんで亡くなり、私もがん経験者の端くれ(初発・局所再発の乳がんは、今の動物病院に通い始めてから)なので、人間の場合を例に、ターミナル・ケアについて話したことも数回。
通い慣れた病院に、昨年末の時点で入院させなかったのも、療法食にあまりこだわらなくなったのも、先生と「できるだけ長く」より「できるだけ穏やかに」の話をしたことが大きく、今のパセリをケアする私の支えになっています。
今日の昼間は、私がベランダに出るとき、自分も出たがったので出し、少しの間、外の空気を吸って毛づくろい。
夜はトイレで排便もあり、そう苦労せず出たようで幸いでした(苦労すると、トイレから「うんちしたいのに出ない」と戻ってくるので)。
輸液は、針が入ったと思ったら、後ろ足で掻こうとして抜け、少し出血もあったので、しばらく時間をおいて、夜10時過ぎに無事終了。
今から明日締切の仕事の残り、間に合わせます
コメント
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猫と15年余、一緒に暮らしました。交通事故で亡くなりました。
最後まで看てやれなかったという思いが、長く残りました。
パセリちゃん、お大事に。
「こはる」というのは、その猫の名前なのです。
投稿: こはる | 2014年2月 4日 (火) 17:05
こはるさん
あまり食べてくれない日や皮下輸液が1回でうまく入れられない日はへこみますが、いま寄り添っていられることは幸せだと、毎晩、パセリの寝顔を見ながら思っています。
こはるさんの心に浮かぶこはるちゃんも、幼猫の頃の、子猫の頃の、成猫になってからの、かわいらしくて元気だったこはるちゃんでありますように
投稿: まちこ | 2014年2月 5日 (水) 00:17