エリスロポエチン1回目

2005年3月頃から療法食を始め、2011年3月からはマイメジンとエナカルドを飲み、2012年3月からは週1回皮下輸液に通って、慢性腎臓病（慢性腎不全）と共生してきた19歳のパセリ

自宅での強制投薬はなるべく避けたくて、マイメジンは療法食ドライにまぶし、エナカルドは療法食ウェットに入れてきましたが、先月末に加わった肥満細胞腫のステロイド剤は、においも強いし、少量なら・・・と普通食ウェット15gに混ぜることにしました。

その後、腫瘍は小さくなってきましたが、先週半ばから療法食の残食が増え、22日（日）からはついにドライ療法食をほとんど食べず。

もともと少食なうえ、1gあたりのカロリーは、療法食ドライが4～4.14kcal、療法食ウェットが0.99～1.66kcal、普通食ウェットが0.35～0.79kcalなので、ドライを食べないと他で頑張ってもカバーできません。

ステロイド入りの普通食ウェット（上の写真。療法食の残食が増えてからは、エナカルドも投入）は喜んで食べるので、

「ほかのごはんはおいしくない」

と主張しているのかと思い、療法食の種類を替えたり、「背に腹はかえられぬ」と療法食に普通食ウェットを加えたり、その量を増やしたり、療法食ドライをつぶして普通食ウェットで味付けしたり・・・と試行錯誤しましたが、どうもおかしい。

リビングのソファ（パセリのベッド）や私のベッドにも飛び乗るし、椅子を経由してキッチンのシンクにも飛び乗り、「ニャー」（お水ー）というけれど、脚力も少し弱ったよう。

明日は休診、あさっては受診の予定・・・でしたが、待つこともないと、Excelで付けている食事記録を印刷し、診察終了時間ぎりぎりに動物病院に連れていきました

「療法食が嫌になったのかとも思ったんですけど、腎機能が悪化してるんじゃないでしょうか」

血液検査をしたら、先生も「思った以上に悪くなっていました」ということで、検査結果の説明を受け、今後は皮下輸液を通院から自宅に切り替え（毎日100cc）、腎性貧血のため造血ホルモン剤のエリスロポエチンを打ちに通うことに。

今日の輸液は先生にしていただきましたが、その後、点滴セットの説明を受けて、

「一度、ほかの猫でやってみますか」
「はい、3年前にもさせていただきましたけど、自分でするのは久しぶりなので」

と答えると、病院スタッフ猫のゲンちゃんが登場。

大きくて肉付きがいいし、パセリのように脱水していないので、肩甲骨の間をつまんだ感じはかなり違いましたが、1回で刺せて痛い思いをさせずに済んだのはよかったです。

今は、自宅輸液とエリスロポエチン、それにパセリが食べそうなものを用意して、食欲の回復を願うばかり。

できれば療法食を食べてほしいけれど、食べるものなら何でも・・・という状況なので、病院になかったレンジアレンも注文していただくことになりました。

次回のエリスロポエチンは27日（金）、その次は30日（月）。

先月末に肥満細胞腫を手術するかどうかという話になったとき、もし術前検査をしていたら、もっと早く対応できたのかもしれないけれど・・・。

そのときはパセリも食欲があったし、いつか来ることと思ってはいてもショックでしたが、考えても仕方ないことは考えず、いまできることをできるだけ。

とりあえずは、担当の先生が休診の31日（火）～1月3日（金）も無事に乗り切れますように。