すりガラス状陰影(1)
今週の通院は、
5日(月) 歯科
6日(火) 耳鼻咽喉科
7日(水) 放射線科とがん医療センター
8日(木) 耳鼻咽喉科
9日(金) パセリを連れて動物病院
と5日連続
14~18日がお盆休みなので、20日の会議で通したい規程案や21日に提出するもの、22日の打ち合わせの準備など、できれば休み前にまとめておきたいことがたまっています
*
7日(水)のがん医療センター(乳腺外来)は、2011年の局所再発から2年3ヵ月目の診察・・・のはずでした。
その前に放射線科で、院外の耳鼻咽喉科から予約した胸部CTの撮影があり、データをCDで受け取るまでに約1時間。
その後、売店を経由してがん医療センターに移動し、外待合でサンドウィッチを食べたり、居眠りしたり、中待合で同じ乳腺外来の年上の患者さんとおしゃべりしたりで約1時間。
診察室では、
「○○さん、こんにちは」
「こんにちは、よろしくお願いします」
「えーっと、(インプラント入替術を受けた)大阪には6月に行ったんだったかな?」
「はい」
「どうでした?」
「きれいに入ってますって。インプラントが」
「そう」(笑)
「はい」(笑)
その後、表情が改まって、
「今日は胸部CTも受けたんだね?」
と言われ、目の前のPCの画面を見ると、先ほど撮ったものらしい画像が出ていたので、耳の不調で通い始めたクリニックで、甲状腺がんの経過観察を再開することになった経緯を説明しました。
「久しぶりに頸部エコーを受けたら、腺腫様甲状腺腫ができてました。胸部CTは、念のため肺転移の有無も確認しておきましょうってことで受けたんですけど、あって嫌なのは転移性より原発性の肺がんかなあって・・・」
すると、私が入室する前に電子カルテを開いて確認されていたのか、マウスで画像を動かしながら、
「ここに、すりガラス状陰影、GGOっていうものが写っていて」
「このうっすらと白い部分ですか? GGO?」
「うん、前がん病変やゆっくりと進行する高分化腺がんの可能性があると言われるものなんだけど」
「うーん」
「前に、こちらでも胸部CT撮ってたよね? そのときは肺や肝臓は大丈夫って言ったんだっけ?」
「はい」
2011年の局所再発は、術前の診断が初発と同じ非浸潤がん(DCIS)、術後の診断もDCISで、転移の心配はなかったわけですが、DCIS術後の再発の半数が浸潤がんであること、センチネルリンパ節生検が手術と同時実施であることから、術前に胸部CTを撮っていました。
「うーん、このときも写ってる。見落としてたな・・・」
「これ、2年前のですか?」
「うん、ほとんど変化がないから、当面は経過観察でいいとは思うけど」
「そうなると、こちらの病院のほうがいいですか? 放射線科でいただいたCDは、明日、○○先生に持っていきますけど・・・」
現在、乳腺外来の診察は3ヵ月に1回、エコーは半年に1回、マンモグラフィは1年に1回で、検査がないときは、その間に変化があった/なかったと話して、あれば診てもらって安心するわけですが、今回はほとんどが乳腺以外の話。
「見落としてたな・・・」は、放射線科も、自分も・・・というように聞こえましたが、帰宅後に「すりガラス状陰影」や「高分化腺がん」について調べてみて、もし2年前に指摘されていても経過観察だっただろうし、目前に手術を控えた時期に聞かされなくてよかったかも・・・と思いました。
ちなみに、職場で指定されている他院の健診センターの人間ドックでは、胸部CTはオプションになっていて加えたことがなく、胸部X線では異常を指摘されたことはなし。
耳の不調がなくて、甲状腺専門医でもある先生の耳鼻咽喉科に行かなかったら、長く診てもらっていなかった甲状腺について話すこともなく、胸部CTも撮っていなくて、このタイミングで2年前の画像を確認されることもなかったんだけど
耳鼻咽喉科には、翌日、封筒に入ったCDを持って行きましたが、長くなるので改めて。
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コメント
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こんにちは。 まちこさん ご無沙汰しています。
パセリちゃんのことやまちこさんのDCIS再発から乳房再建 気になりながらもそのことにコメントを残せず、、 しかしながらまちこさんとはただならぬ 偶然を超えたなにかを感じざるを得ず書いてます。
まちこさんとお知り合いになったのは たしかうちの先代のミュウかレオのことを相談したサイトでしたよね?!
あの後 まちこさんがDCISになられて、私はその数年前にDCISで手術をしたことをここで書いたと思います。
それで まちこさんが前に甲状腺がんをされていたことをこのブログを通じて知っていたわけですが、 実は私も今日甲状腺がんを告知されました。
1月ほどまえに首にしこりがみつかり、DCISの既往症があるのでMRIを撮ったところ かなり大きなしこりですぐに針生検。
その後 甲状腺がん、乳頭タイプの転移と分かりました。 こちらはすべてが日本に比べると早いので おそらく来週末には手術という流れになると思います。
順番こそさかさまですが、なにか不思議な気がします。
投稿: レオママ | 2013年8月10日 (土) 19:29
レオママさん
いつも見てくださってありがとうございます。
高齢猫との暮らし、DCIS、甲状腺がん・・・と共通点が増えていくことも不思議だし、レオママさんが首のしこりで検査を始められた頃、ちょうど私は耳鼻科にかかり始めて、甲状腺のことを相談し、やっぱり検査を受けていました・・・。
私が手術を受けたのは、もう27年前なので、参考になるかどうかわかりませんが・・・。
・手術翌日には、起きて歩いていました。
・寝ていて上体を起こすときは、体をごろんと横にしながら片腕をついて、顔が下を向いた状態で起きると、首に力がかからず楽。
・術後しばらくは頸部が腫れて、アゴがなくなりそうな感じでしたが、ドレーンを抜いた頃には戻りました。
・しばらく嗄声がありましたが、そのうち治りました。
・長く残ったのは、首~肩の皮膚の感覚がないような、軽くしびれたような感じでしたが、触らなければ気にならない程度。
・最近は内視鏡手術も行われていますが、私のときは頸部前面を横カーブ状に切開し、術後3ヵ月ほどテープを縦に重ね貼りしていました。
・傷は1年も経つと、DCISと同様、よくよく見ないとわからない程度。
・術後、甲状腺ホルモン剤(チラージンS)を10年ほど飲んでいました(左葉の残りが頑張ったようで不要になりました)。
甲状腺がんの中でも乳頭がんは、進行がゆっくりで、あらゆるがんの中でもっとも性質がおとなしいといわれていますが、まずは、手術と入院を無事終えられますように願っています。
その間、アビルちゃんたちが体調を崩さず、よい子でお留守番してくれることも。
来週末はそちらまで、しっかり念を飛ばしていますね
投稿: まちこ | 2013年8月11日 (日) 01:26
まちこさん こんにちは。 先週木曜日の午後に甲状腺全摘手術を受けて、今朝退院してきました。
首のリンパの針生検、その後の生検で甲状腺乳頭がんと確定してPETなど受けて手術まで10日間ほど。 こちらは早いです。入院もドレーンをつけていたので4泊とこちらにしては長い方みたいです。
傷はもう痛くなく まだ首はつったような感覚はありますが、声の嗄れもあまりひどくないようです。
これから まだ残っているかもしれない微細な細胞をたたくためアイソトープ治療をするそうです。
アビルとカイは3日間 シッターさんにお願いしてましたが良い子でお留守番してくれてたようです。
投稿: レオママ | 2013年8月19日 (月) 17:22
レオママさん
入院と手術、お疲れさまでした。
このあとのアイソトープ治療も、無事に終えられますよう願っています。
週末はパセリに、レオママさんとアビルちゃん、カイちゃんの話をしていました。
そちらでは、診断~退院まで本当に早いですね。
とはいえ、麻酔や手術で体に大きな負担をかけたあとですから、まだ無理はなさらないようにしてください。
私は2年前の手術のあと、入院日数も長かったので退院後1週間で職場復帰しましたが、もう少し休めばよかった・・・と思ったことがあとで何度もありました。
気力と体力の回復の歩調は、違う場合もありますからね。
投稿: まちこ | 2013年8月20日 (火) 03:34