御誕生寺の猫たち
一昨日、花はす公園を出たあと、越前市の御誕生寺に立ち寄りました。
曹洞宗の二大本山といえば、永平寺と總持寺。
御誕生寺は、總持寺を開創した瑩山禅師の生誕地が現在の越前市であることから、平成21年に落慶法要が行われたお寺、専門僧堂です。
總持寺を退薫された板橋禅師を中心に、約30名の僧俗の方が修行されているそうですが、猫寺としても有名で、前から行ってみたいと思っていました。
というわけで、上の場所を右折し、「ネコに注意!」の看板を見てハラハラしながら上っていくと、本堂前の広場に駐車スペースがありました。
車を降りると、左上の子が近寄ってきてゴロンとお腹を見せ、「よく来たねー」。
他の子はお昼寝中
首輪には、それぞれの猫の名札が付いています。
修行僧らしい方が入っていったので、気になっている猫たち。
前のホワイトボードには、「作務する」「猫寝る」と、人と猫それぞれのお勤めの内容が書かれていました。
近寄って挨拶してくれる子、顔を上げる子、寝たままの子といろいろ。
右下の子の寝姿(へそ天)は、故ミントの寝姿にそっくり
受付も寝ながら
みんな思い思いの場所でお勤め中
長毛の子、高齢らしい子、兄弟姉妹?・・・と思う子も。
僧堂前で、猫を膝に乗せてコーミングされていた方と話をしました。
「この子は毛がぜんぜんなかったけど、やっと生えそろってきた、な」
「疥癬ですか?」
「そやろねえ」
「もう治って、生えてきてますね。よかった」
「この子は声が演歌やから、サブちゃん」
「ふふ。サブちゃん、何歳ですか?」
「1歳くらいかな」
「サブちゃん、長生きしてね。うちにも里親募集で引き取った子がいるんですよ。今年19歳の」
「長生きやね。もう足腰弱ってる?」
「いえ、まだしっかりしてます。そのうち介護も必要になるでしょうけど」
「その子は幸せやね」
パセリといて幸せなのは、むしろ私のほう。
結婚せず、子を持たず、仕事の面で残すものがないとしても、パセリと故ミントを引き取って育てたことはよかった・・・と思うから。
なんて言いつつ、今日(海の日)も午後から仕事なので、これから準備します。
御誕生寺のホームページは、こちら。
コメント
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もう何年も前から知っているのですが
まだ行ったことはないんですよね。
時間をつくって行ってみたいと思います^^
投稿: ゆう | 2013年7月18日 (木) 12:42
ゆうさん
私も何年も気になりながら、やっと・・・でした。
多頭飼い、外飼い、感染症の問題が気になっていたからですが、去勢・避妊、病気の検査、ワクチン接種や里親募集の活動等もされているようです。
エアコンが設置された猫小屋が複数あって、手術後の子はケージに入ってました。
一度行ってみてくださいね。
投稿: まちこ | 2013年7月19日 (金) 06:28