18年前の写真
昨日もパセリを動物病院へ連れていきました。
診察を待つ間、「お宅も猫ちゃんですか?」と声をかけられ、バスケットのフタを開けると、「あまり見ない色ですね」とよく言われます。
なかには、「あら、珍しい。何て種類?」と聞く人もいて、「雑種です」と答えると、「変わった色だから・・・」と言う人も。
それで、先週、「皆さん、あまり見ない色だって言われるんですけど、そうでしょうか?」と先生に伺ったら、
「模様がなくて、この色だけって子は少ないですね。うちの猫は、白にこの色が入ってますが」
「ぶちちゃんですね。この子は、小さい頃は薄茶のトラだったんですけど、だんだん模様がなくなったんです」
「へえ」
とおっしゃっていたので、持参したのがこの写真。
1994年6月12日のパセリとミントです。
「小さい頃はこんなだったんです」
「ああ、トラですね。顔にもシマがある」
「ええ、1歳になる頃には消えちゃって」
「こっちの子はきょうだいですか?」
「いえ、同じところで一緒に引き取ってきた子で、7年前に亡くなりました」
「パセリちゃんは、この子の分も頑張ってますね」
「うちの子は・・・」と先生もスマホを取り出して、白に薄茶のぶち、三毛、黒、茶トラと4匹の写真を見せてくださって、「この子は乳腺腫瘍が肺に転移してるんです」と言われたので、
「治療は抗がん剤ですか?」
「そうですね、猫の場合は9割が悪性の腺がんなので、手術したあと抗がん剤も」
「やっぱり定期的に?」
「ええ、でもなかなか難しいですね。血管への点滴を数時間するんですけど、猫自身はしたくないから外そうとしたり。効いても寛解といって完治ではないので、続けないといけないし」
「副作用はつらいんでしょうか?」
「でも、動物は強いですよ。吐いたりふらついたりせずに、しっかりしている子が多いです。吐き気止めの薬もほとんど要りません」
といったことも伺いました。
帰り道、入院して静脈点滴を受けていた頃のミントが、少しでも体調がよくなると、目をキラキラさせていたことを思い出して、今もミントがいたら、病院から戻った私たちを玄関で出迎えて、「ウルルー」(おかえりー)と言ってくれるだろうなあ・・・と思いました。
« 全摘術後1年4ヵ月 | トップページ | 今年もエントリー »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
小さいですねぇ~
パセリちゃん踏んづけられてるし(笑)
ふたりが一緒にいる姿がなつかしいです。
もう7年になりますか・・。
そういえば、うちのソウは抗がん剤の薬を飲んでますが
点滴とは効果が違うのかなんの変化もありません。
具合が悪い姿を見てるのはつらいので
このくらいなら(3週間に一度だし)続けられそうです。
とはいえ、何事もないのが一番なのですけどね
投稿: ゆう | 2012年9月19日 (水) 09:52
ゆうさん
鎌倉で里親募集の活動をしていた人のお世話で、うちの子になって1週間の写真です。
ふたりとも手のひらに乗るサイズだったのに、とくにミントは大きくなりました
ソウちゃんの抗がん剤は、飲み薬なんですね。
動物は自分で治療を受けようと決めるわけではないから、治療していて具合が悪そうだと、見ているほうもつらいですよね
でも、ゆうさんが見ていてとくに変化がないということは、ソウちゃんも我慢づよいというより強いんでしょうね
私も、パセリがキャリーに入るのは嫌がっても、病院ではおとなしく、帰りにはさばさばとしていてくれるので、毎週通えているんだと思います。
投稿: まちこ | 2012年9月19日 (水) 22:26
うぁ~ パーちゃんもミントちゃんも小さい。
めちゃくちゃ二人とも可愛いですね。
ほんとにぱーちゃん 子猫の頃はしっかり模様があったんですね。
投稿: レオママ | 2012年9月20日 (木) 17:01
レオママさん
わぁ、お久しぶりです
レオママさんもアビちゃんたちもお元気ですか?
子猫の頃は薄茶トラだったのに、だんだん模様が目立たなくなって、しっぽだけちょっとトラ時代の名残があるんです。
ご長寿ペットフォトコンテストの応募締切が近いから、最近の元気な写真、またアップしますね。
投稿: まちこ | 2012年9月21日 (金) 00:37