全摘術後1年1ヵ月
20日に予約していた乳腺外来が、先生に手術が入って休診となったので、事前に電話で予約変更をして昨日行ってきました
ちょうど1年1ヵ月前が、左乳房の皮下乳腺全摘&エキスパンダー挿入をした日。
術後半年の検査は、再建中の左乳房の皮膚に影響するとよくない・・・とエコーのみでしたが、今回は自動再来機で受付したあと、まず放射線科で右乳房のマンモグラフィを2方向。
それから外科に行くと、診察終了時間も近かったので、待っている人は数名でした。
私の前の番号の人が娘さんかお嫁さんらしい人と診察室に入り、誰もいなくなった中待合で座っていると、男の人がつかつかと歩いてきて、ちょうど診察室のドアが開き、
「ああ、いま終わった。次は○日の○時やって」
と大きな声で立ち話を始め、なんとなく見ていたら、ご年配の患者さんが私に、
「私、運転できんで、その都度、誰かに送ってもらわなあかんのやって」
「通うのも大変ですよね」
「ほや、お騒がせしてごめん。ほんなら、お先」
こういう場合、ご家族より患者さん自身のほうが、他の患者を気遣うんですよね
その後、私の番号が出て、診察室に入って挨拶すると、
「お待たせしました。予約変更になって済みませんでした」
「あ、いえ。かえって早く入れていただいて・・・」
まずは、5日に大阪に行ってきた話から。
「被膜硬縮はしていなくて、インプラントも柔らかいんだそうです。左右の乳頭の高さの違いは、右の乳輪の縁から切って吊り上げることはできるけど、まだ先でいいでしょうってことでした」
たかが1cm、されど1cmで、前回の診察のとき、「微妙ですよね」「微妙だね」と言っていた部分。
今すぐ直したいほど気になるわけじゃなく、大阪での診察時も、
「右が下垂して差が広がるのと、再発がないのと、確認しながらにしたいと思います」
と言いましたが、その右のマンモグラフィの画像がモニターに出ていて、
「それ、石灰化ですか? 1個だけ?」
「うん、前回も映ってるし、増えてないから、これは悪性を疑うものじゃない」
エコーは、いろいろと影が映るたび、画面を止めてチェックするので時間がかかりました。
4年前の初発以来、黒くて丸いのう胞はすっかり見慣れ、それ以外に先生の手が止まるときも、「この黒い部分、嫌な形・・・」という感じで見てきましたが、今回は乳輪の近く、腋の近くで何度も停止。
「かなり変化は見られるけど、浸潤がんじゃない。まだ前のようなしこりにもなっていないし、様子を見てはっきりしてきたら、細胞診をしましょう」
「今はまだいいですか?」
「うん、だけど、形成の手術はまだ待ってね」
次回の大阪行きはいつか聞かれ、「6ヵ月後です」と言うと、
「じゃあ、こっちは3ヵ月後にしとこうか。さっきの部分、マンモグラフィでは映りにくいから、6ヵ月に1回エコー、1年に1回マンモグラフィをして、早期発見していきましょう」
左乳腺は、2008年に部分切除(病理診断は、術前がADH、術後がDCIS)。
2010年には、新たな低エコー域の細胞診と針生検をして、乳管上皮に軽度過形成性変化を認めるという診断。
2011年には、マンモグラフィで集簇石灰化、エコーでしこりが新たに見つかり、細胞診と組織診、MRIのあと全摘して、術前と同じDCIS以外にも、腺症、乳管乳頭腫症、アポクリン化生などを伴う乳腺症を認めるという診断でした。
その間、集簇石灰化としこりを除けば、左右の画像がよく似ていることも見聞きしてきましたが、いずれ細胞診や針生検をするとしても、まだその時期じゃないってことね・・・と思い、最後に大阪の先生の話をまた少し
そういうわけで、形成外科と乳腺外科と、どちらの手術が先になるかわかんない・・・と思いながら帰宅しましたが、いま気にしても仕方ないことは気にしない主義なので、すぐにインターポットの模様替えを始めました。
「小道のあるシートA」から「水辺のある新緑シートA」に変更したら、庭をモンシロチョウが飛んだり、水からカエルが出てきて飛び跳ねたり鳴いたり
全摘術後に始めたインターポットも、もう1年続いていますが、箱庭療法や園芸療法に似てるかもね・・・とときおり思います
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お久しぶりです。定期検診お疲れ様でした。とても丁寧に診て下さる先生で、まちこさんが信頼されてるご様子が伺い知れます。患者は先生に命を預けてる訳ですから、誠意を持って同じ目線で診察して下さる事は重要です。私も先週月曜日からホルモン療法に入りました。心配してた副作用は今のところはなく、来月の血液検査で異常値が見られなければ、まとめてお薬は出して下さるみたいです。再建手術は10月ごろになるみたいです。まちこさんと同じインプラントを挿入します。今から楽しみです。しかし、今日保険会社から加入して短期間だとかで審査に入る旨の連絡が有りました。私は病気したのに、犯人探しみたいなそんな電話に不快になりました。泣きたくなりました。
愛猫しょう君はお陰様で退院して毎日インスリンを打ってます。週末は病院で点滴、食欲も有るし、ウンチもオシッコもしてます。お互いを励ましあい支えあってます。
投稿: やよいちゃん | 2012年6月28日 (木) 20:18
やよいちゃん
保険会社の電話のこと、病気になったときのためにお金を払って加入しているのに、病気に加えて保険会社に不快な思いをさせられたのでは、私だって泣きたくなります。
診断が保険の免責期間にかかっていないか確認するという連絡だったのかと思いますが、保険会社であれば患者相手の話しかたに気配りがあっていいと思うし、免責期間にかかっているかどうかは、病院の診断書にいつ検査していつ告知と書かれているし、不明な点があるのなら病院に確認すれば済む話なのでは・・・とも思いました。
嫌な思いをされたでしょうが、ホルモン療法も始められたばかりですし、10月には入替手術も控えてますから、体調を崩さないようになさってくださいね。
しょう君も、毎日のインスリン注射や週末の点滴は大変でしょうけど、退院して一緒にいられることは、お互いに安心&元気の源になるのではと思います
10月の手術は、日帰りですか?
入院されたとしても2泊程度かと思いますが、しょう君が元気でいてくれないと心配ですし、今の調子でますます元気になってくれるとよいですね
投稿: まちこ | 2012年7月 1日 (日) 00:36