山中温泉 句碑めぐり
昨日、芭蕉の館を出たあと、ちょっと句碑めぐりをしました。
山中温泉へのドライブは3回目でしたが、1回目は句碑は撮影せず、2回目は下の2枚を撮っています。
左は、ゆげ街道からこおろぎ橋に下りる途中にある句碑。
かがり火に河鹿や波の下むせび 芭蕉
右は、句ではないけど、黒谷橋にある文学碑。
此の川のくろ谷橋は 絶景の地也
行脚のたのしみ 奚にあり 芭蕉
今回は、「芭蕉の館」でもらったリーフレットに句碑一覧が載っていたので、まずはすぐ近くの菊の湯へ
菊の湯は、昭和初期まで旅館に内湯がなかったという山中温泉の総湯。
奈良時代に行基が発見して以来、浴場の場所は変わっていないそうなので、芭蕉が入ったのもここですが、その男湯の前に虚子の句碑がありました。
秋水の音高まりて人を想ふ 虚子
この碑の向こうに見えるゆげ街道の左側、芭蕉が逗留した泉屋の跡地には、芭蕉の句碑が。
湯の名残今宵は肌の寒からむ 芭蕉
さらに、江戸時代に湯宿治安のために建てられたという木戸門跡に移動すると、ここにも芭蕉の句碑が二つ。
今日よりや書付消さん笠の露 芭蕉
漁火に河鹿や波の下むせび 芭蕉
ここで私の携帯はバッテリー切れとなったので、泉屋の若主人・桃妖の墓がある国分山医王寺での写真は、同行者からもらいました
ここには句碑が五つあり、うち一つが、
山中や菊は手折らし湯の匂ひ 芭蕉
あやとりはしを渡ったところにも、同じ句の碑があるそうですが、日が暮れたので次の機会に。
「道明渕の秋月」として山中八景の一つに数えられる場所なので、その頃にまた
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