全摘術後7ヵ月

年内最後の外科の診察日でした。

前回は、M病院で受けた入替術の抜糸と感染の有無などの確認でしたが、今回も再建乳房の様子の確認から。

「その後、どうかな？」
「腫れが少しひいて、インプラントの輪郭がわかるようになってきました」
「あー、そうだね。でも、だんだんわからなくなってくるって、術中に（Y先生が）おっしゃってたよ」
「はい、私も術前にお聞きしました。あと、腋の下のむくみがひいて、傷の上のほうがたるんでますけど、これも治りますよね」
「皮膚が伸びてたぶんだね」

その後、診察台に横になって、5月の皮下乳腺全摘＆エキスパンダー挿入術から7ヵ月ぶりのエコー検査（右だけ）。

モニターを見ていたら、丸いのう胞がいっぱいあるのは相変わらずで、輪郭が丸くないので何度か見直したところも、のう胞が重なって映ったものでした。

「のう胞は散在してるけど、異常はないですね」
「よかった。・・・もし左をエコーしたら、どんなふうに映るんですか？」
「皮下の筋肉とインプラントが映るけど、再発するとすれば筋肉の部分だから、触診でわかるよ」
「インプラントの上の筋肉が薄いから・・・」
「そう。マンモグラフィもしたほうがいいんだけど、今は入替の傷に響くとよくないから、半年後に。・・・看護師さん、右だけ、そーっと拭いてあげてください」

エコーが終わったあとは、

「Y先生のところに行くのは27日だった？　じゃあ、次は少し間を置いて、1月25日にしましょうか。経過を見たいから」
「わかりました」
「27日は、よろしくお伝えください」
「はい。・・・先生は、あれから？」
「一度、特別な再建をするからって聞いて行ったよ」

特別な再建って？・・・と気になりましたが、直接自分に関係ないので控えて、前から気になっていたことを。

「大阪にいらっしゃるのは、手術に立ち会ってくださったときもですけど、研修扱いになるんですか？」
「研修というか、出張扱い」
「じゃあ、出張旅費が出る？」
「いや、自費」
「えー、申し訳ありませんでした」
「いや、それ以上に勉強になってるから」

何かお礼したくても、金品は受け取らない病院だし、再発後の経過観察に行くほかに私にできるのは、再建乳房の経過を観察してもらって、機会があれば、インプラント再建を希望する患者さんに体験談を話すことくらい・・・。

ところで、今日は1日休めたし、「異常なし」でほっとしたので、このあと美容室に寄ってカラー＆カットしてきました

普通のシャンプーの後で、炭酸シャンプーというのを追加すると、すすぎのお湯（煮物のアクみたいなのが浮いてる）をコップに取って見せてくれます。

今回は前回（10月）より、そのアク状のものが多くて、

「お疲れだったみたいですね」
「うん。でも、おかげさまでかなりすっきり」

年内2度目の全身麻酔の手術をして、療養中も仕事して、職場復帰して、これで疲れてなかったら鉄人だな・・・と思って、妙におかしかったです