入替術前の診察（3）－インプラント選定

昨日、H大病院に行ってきました。

9：40に家を出て、タクシー、特急、新快速、快速、バスと乗り継いで、病院に着いたのは13：10。

13：30の予約でしたが、呼ばれるまで1時間ほど待ちました。

今回の目的の1つは、インプラントの選定。

「先日は申し訳ありませんでした」
「あ、いいえ」
「これがカタログです」
「どんなのだろうと思ってました（笑）」

机の上に出されたのは、小型のタテ型パンフ。

はじめに、やや縦長の楕円、円、やや横長の楕円と、それぞれの断面図を先生が紙に描き、

「再建用のアナトミカルタイプでは、大きく分けてこの3つの形があるわけですが・・・」

ここで、上半身脱ぎ、健側（右）のふくらみ始めの位置や形をまた確認。

「私はこのタイプですか？」
「そうですね」

と、やや横長のCPG311のサイズ表（帰宅後の検索でカタログのpdf.を見つけました。下記のProjection、A 、ArcLengthの説明はSec1:9に、サイズ表はsec1:10に掲載）が開かれ、

「○○さんが取ったのは180ccでしたね？」
「はい、その3年前にも部分切除してますが、まだ術側（左）のほうが大きかったんです。でも、これから縮んでいく（？）健側より大きいのも変だと思うし、今の健側と同じくらいでいいです」

そこで、いくつか候補が出て、Volume 210cc、Width 11.5cm、Height 10.3cm、Projection 3.9cm、A 3.2cm、ArcLength 5.2cmのインプラントを注文することになりました。

インプラントが決まったところで、2つめの目的の質問。

「このインプラントを入れる場合のアンダー、トップの位置ですが・・・」
「極力合わせます」

「いま、アンダーの外側が少し直線的になっている部分は？」
「内側の位置は合ってますが、外側は被膜と胸筋を少し剥がして合うようにします」

「乳輪乳頭が温存されている場合、インプラントでできるトップの位置とずれることはありますか？」
「極力合わせますが、少し上になることがあるかもしれません」

「リップリングが出る可能性は？」
「エキスパンダーでかなりふくらませているので、上部で出るかもしれません」

「術後の生活上の注意については、またM病院でお聞きできますか？」
「そうですね、術後は1ヵ月くらい細いバストバンドをしてもらいます」
「エキスパンダーのときは、術後2日くらい、太いバンドで締められただけでした」
「ええ、エキスパンダーのときはそうなんですが、インプラントが上がってこないように」
「寝ている間も？」
「そうですね。就寝中は少し緩めでもいいですが」

その後、先生のほうから、

「ドーム（エキスパンダーの注水口）の位置がかなり下ですけど、これは切って入れたんですか？」
「みたいです。ここ（治ってしまってほとんどわからない）に跡があるので」
「ああ、そうですね。じゃあ、これはここから切って取り出します」

「抜糸は、あちらの病院で○○先生にしていただくんでしたね」
「はい、勝手を言って申し訳ありませんでした。その日、職場に行けるかどうかわかりませんけど、担当のイベントがあって、少なくとも連絡が取りやすいようにはしておきたくて」
「かまいませんよ。術後1ヵ月くらいにまた診せてください」
「はい、その抜糸の日の予約が、まだ入ったままかと思うんですが」
「そうでしたね、いま変更します。12月27日（火）に来れますか？」
「はい」
「それじゃあ、次は手術の日に。皮膚にマークするとき、またお話しします。あ、術前の診察日は今日が最後ですから、もう一度写真撮らせてもらいます」
「はい」

3方向からの撮影後、先生がまた、

「○○さんは、甲状腺も手術されてるんですね」
「はい、もうずいぶん前に甲状腺がんで。今なら内視鏡手術もありますよね？　手術は、これと、3年前の乳がんと、今年の乳がんと、先生の手術で4回目ですけど、どうぞよろしくお願いします」

というやりとりで、診療費は210円、交通費は往復11,350円

バストバンドの実物は見せてもらわなかったけど、待合に座っていたとき、あとから来た人がバッグの中からそれらしきものを出し、ジャケットを脱いでタンクトップの上から着け、ストールで隠しているのを見ました

病院に着くまで外していた・・・ということは、かなり煩わしいのかもしれないけど、それも今年いっぱいで外せそう。

帰りは、駅までいつもの散策相手がまた来てくれたので、夕飯を食べて帰宅。

私は、診察後に病院の食堂できつねうどんを食べたし、京都駅で乗り換えた特急では、出張帰りのオジサンみたいに缶ビール（3年前から減酒してるから1本だけ ）を飲んで寝たので、

「あんまりお腹空いてない」
「え～っ！」
「じゃあ、ちょっとだけ」

でした。