入替術の説明・同意書など

先日、M病院に行ったときに受け取った「手術説明・同意書」の内容です（署名して入院時に提出）。

1.病名
　左乳癌術後

2.手術名
　エキスパンダー抜去シリコンインプラント挿入手術

3.手術日
　平成23年12月1日

4.目的・方法
　全身麻酔下、腋窩部や乳房下縁の皮膚切開部より、前回手術時に挿入したエキスパンダーを除去し、シリコンインプラントを挿入して乳房の形成を行います。必要に応じて皮膚などのトリミングを行います。

5.リスク・合併症
　1）麻酔　麻酔担当医より説明があります。
　2）薬剤　過敏症、ごくまれにアナフィラキシーショック。
　3）出血　血腫形成、ごくまれに術後出血で血腫除去洗浄、止血のための再手術が必要となる場合があります。
　4）皮膚障害　血流不良による壊死、電気メスによる熱傷。重症時は再手術が必要となる場合があります。
　5）感染　皮膚膿瘍、発熱。インプラントの除去が必要となることがあります。
　6）インプラントの偏位（位置のずれ）、インプラントの破損。再手術が必要となる場合があります。
　7）神経障害　感覚異常、筋委縮、可動域制限。
　8）乳房の変形、創部瘢痕
　9)異物反応　きわめてまれですが、長期経過のうちに膠原病類似症状を起こすことがあります。
　10)血栓症（いわゆるエコノミー症候群）

私は、手術の説明文書を受け取り、上記の説明に対し十分理解し、その実施に同意します。

また上記実施中必要に生じた処置についても併せて同意します。

説明は、この病院の乳腺内分泌外科のT先生から受けました。

執刀は、H大病院形成外科のY先生で、インプラントの選定は25日（火）にそちらの病院で。

それによって、再建側の大きさ、形が決まりますが、想定される乳輪乳頭やアンダーの位置、術後の変化、健側との違いについてや、被膜拘縮、インプラントの回転、リップリング（インプラントの縁の描出）の可能性についても、聞いておかなきゃ・・・と思います。

あと、抜糸までの禁止事項、抜糸後の生活上の注意も。

ところで、通院で休むのと関連して、職場でも必要な人には乳房再建の過程を話している私ですが、先日も関西出身の男性同僚と、来週の打ち合わせ日時を決めるとき、

「火曜はまた大阪でダメ」
「この間も行ってきたんじゃ？」
「うん。でも、インプラントのカタログが見当たらないって、もう1回行くことになって」
「カタログ？　通販かいな？」
「あはは。通販っていうか、日本では薬事承認されてないから、アメリカのアラガン社とかメンター社の製品を注文して、輸入してもらわないといけないの」
「アメリカの？　ほんでも、欧米人と日本人では形が違うんちゃう？」
「そうだよねえ。オーダーメイドはないから、なるべく合うのがあればいいんだけど」
「大変やなあ」
「でも、自家組織再建も、私の場合は難しいしね」
「朝日新聞の健康欄で、いまそっちのほうの連載してたなあ」
「へえ、ほんと？　ネットで読んでみよう」

なんて話をしました。

打ち合わせは明日の夕方になりましたが、パセリの腎臓の薬がなくなるのに、昨日行き忘れたので、動物病院に寄れる時間に職場を出たいと思います