Story
加齢による慢性腎臓病(CKD)で、6年前からの療法食に加え、今年3月から毎日2種類の薬を飲みはじめた17歳のパセリ
7月は下痢、8月は後ろ足の爪が根元から剥がれて受診しましたが、4週間に一度もらいにいく腎臓の薬がなくなるし、いくつか気になることもあって、また連れていきました。
1つめは、爪が剥がれた足の指。
もう1ヵ月以上たつのに、まだ黒い瑕疵(かさぶた)で蔽われていて、感染や壊死はしていないようだけど、念のため。
私は目で観察するだけでしたが、先生は「はい、ちょっとごめんね」とパセリを横にして、瑕疵のにおいを嗅ぎ、
「感染はしてないと思いますけど、このかさぶたを剥がすと、また出血するかもしれませんから、しばらくこのままで様子を見てください」
2つめは、腎機能の低下。
今月中旬から、歩きながら足を振ったり、いつもは飛び乗るところを躊躇したり、排便時に1回でぜんぶ出なかったりするのを何度か目にして、足腰が弱ってきてもおかしくない年齢ではあるけど、BUNやCreの上昇、貧血で力が入りにくいのかな・・・と思って。
血液検査の結果は、BUN38.7(基準値17.6~32.8、前回値43.1)、Cre2.6(基準値0.8~1.8、前回値3.1)、PCV31.5(基準値32.0~45.0、前回値37.5)。
BUNとCreは投薬を始めた3月より少し改善しましたが、PCVは初の基準外。
腎性貧血(私も同じCKDでやっぱり貧血)が出始めたようで、
「このままずっと下がってくるようなら、エリスロポエチン(造血ホルモン剤)を初めは週3回、そのあとは週1回注射する方法があります。経口の鉄剤もあるんですが、嫌がって食欲まで低下する猫ちゃんが多いですから」
3つめは、左の外耳(目の上の毛が薄いところ)に、丸くて境界が鮮明な5~6mmのしこりができたこと。
8月の受診後に見つけて以来、色や大きさは変わらないし、皮下に脂肪がたまったもののようだけど、そうでない場合は大変なので診ていただくと、
「色が白いし、分泌物がたまったものだと思います」
・・・というわけで、腎臓の飲み薬は今までどおり(CKDの病期が上がると使えない)。
皮下輸液は、ちゃんと食べて水が飲め、体重が変わらなければ、自宅ではしなくていいということでしたが、今回は貧血ぎみということでビタミン剤と一緒にしていただき、再診料、注射料、内服、血液検査の合計は17,703円。
行き帰りの車では、バスケットの中で固まっているパセリをなだめるのに、
♪一人じゃないから~
私がキミを守るから~♪
と歌ってましたが、実際の関係は「キミが私を守るから」に近いので、帰宅後、フードのお皿に何度も向かっては、
「食べた」「食べたよ」「また食べた」
と報告に来るパセリに、「うん、ありがとう」と言ってました
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コメント
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キャー!私ね読みながら叫んじゃった!
私、大好きなのAIのSTORY。でも
必ず歌います。おほほ まちこちゃんから
この歌が出るのは意外な気がして嬉しかった
パセリちゃん、調子心配だね
我が家のシロちゃんは16歳。やっぱり寝ている時が多くて
目の調子が悪く、やっぱり病院通い、点滴もしたよ。
夏の暑さがそうとう堪えたのかなぁって思います。
私が結婚を決めた年に生まれ、可愛い子猫だったのに
おばあちゃん猫になりました。でも我が家の猫のボスだよ。
パセリも頑張れー!
投稿: ikupoo | 2011年9月26日 (月) 20:31
そっかー、ikuちゃんのレパートリーだったんだね
「限られた時の中で どれだけのコトが出来るのだろう」って、
パセリが子猫だったら、あんまり感じなかったと思うけど、
もう17歳だから、そうだよねって思います。
ikuちゃんも、この夏大変だったシロちゃんに歌ってあげてね
そして一緒に、めざせご長寿!
投稿: まちこ | 2011年9月26日 (月) 22:13
ちょっとした変化も気になる年齢ですよね。
血液検査の値も大事ですが、
やはり普段からの様子に変化がないかどうかも大切だと思います。
自分から食べようとしてくれるのはうれしいことですね
この間の愛護イベントでは毎年ご長寿表彰をしているのですが
今年は24歳?26歳?かの猫がいました。
パセリちゃんもがんばってほしいです
投稿: ゆう | 2011年9月27日 (火) 21:32
足の指早く治るといいですね。肉球などもケガをすると治りにくいとか。血管が少ないところなので治るのが遅い所だと今日動物病院で見た雑誌に書いてありました。
チョコも後ろ足の爪は出たまま。年を重ねると引っ込まなくなるようで、廊下を歩くとカツカツと爪の音がします。
投稿: プル | 2011年9月27日 (火) 22:45
ゆうさん
パセリも少しずつ老いが目に着くようになってきましたが、まだまだ元気
さりげなくあたたかくフォローしていけたらなあ・・・と思います。
県内のご長寿さんも、なかなか立派ですね~
励まされます。
投稿: まちこ | 2011年9月27日 (火) 22:54
プルさん
先生が黒いかさぶたのにおいを嗅いだのを見て、「なるほど」と思いました。
かさぶたの下に浸出液がたまっているようだと、感染するから剥がしたほうがいいとのことでしたが、嗅いでみて「大丈夫でしょう」。
見る、聞く、触れるだけでなく、嗅いでわかることもあるんですね。
昨日から私もマネしています
投稿: まちこ | 2011年9月27日 (火) 23:28