入院15～18日目

入院疲れが出てしまい、更新が遅くなりました

5月28日（土）に無事退院しました。

ご心配くださった皆さまに、心よりお礼申し上げます

5月25日（水）　入院15日目/術後12日目

午前は、回診、面会、朝食、点滴（9：40～12：40）。

午後は、昼食、リハビリ、外出、夕食、回診、点滴（20：40～23：40）。

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1日2回、血管と腕が腫れて痛かった点滴も、やっと終了。

左腕のリハビリは、後ろ方向にはまだ動かしてはいけないので、前や横方向に腕を上げ下げする練習

そのあとは、術後3回目の一時帰宅

「ンニャーッ！」（帰ってきたー！）

と、ひときわ強く大きい声でパセリに迎えられ、

「パーちゃんは、こんなに長くお留守番できてえらいねー。ごはんも普段よりしっかり食べてえらいねー。もうすぐ退院して帰ってくるからねー」

と言って一緒にくつろぎ、病院に戻るときは、ふだん出勤するときと同じように目を合わせて、

「行ってくるよー」
「ニャー」

と気持ちよく見送られました

5月26日（木）　入院16日目/術後13日目

午前は、回診、面会、朝食。

午後は、昼食、リハビリ、上半身清拭、下半身シャワーと着替え、夕食、回診、病理結果の説明。

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点滴も終わり、リハビリがメインの日だと思っていましたが、病理結果が出たと聞き、主治医から説明を受けました。

診断は術前と変わらず、左非浸潤性乳管癌（cTisN0M0 Stage0）で、断端陰性、腋窩リンパ節転移なし（sentinel 0/2）。

その他、MRIで病変の広がりの特定が困難だった部位は、腺症、乳管乳頭腫症、アポクリン化生などを伴う乳腺症という診断。

再発なので納得して受けた手術だけど、切除範囲や今後の再建にかかる時間や費用、エネルギーを考えると、がんそのものは思ったより小さくて、複雑な気持ち・・・。

病室に戻ったあと、いただいた結果のコピー（検体の写真入り）を見ていたら、石灰化の部分はどうだったのか記載がないのに気づきました。

5月27日（金）　入院17日目/術後14日目

午前は、回診、面会、朝食、院内の散歩。

午後は、昼食、形成外科の受診、リハビリ、下半身シャワーと着替え、モデムの返却、夕食、回診。

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形成外科は、乳頭壊死のおそれで、延期になっていたエキスパンダーへの注水。

注水口は、左乳房の斜め下、脇腹の皮下にあり、ポコンとふくらんでいるここに25ゲージの細い翼状針を刺して、シリンジを交換しながら生理食塩水を入れます。

「痛かったり、張ってきたりしたら、言ってください」
「大丈夫です。・・・うーん、・・・ちょっと、張ってきました」
「今日は、ここまでにしときましょう」

挿入時に130cc注水してあるので、シリンジ3本分60ccが加わって190ccに。

このあとのリハビリは、腋から胸のつっぱりが前日よりきつかったけど、「お家でも続けてください」とのこと

貸りていたモデムは、退院前日の精算ということで、夕方返却。

5月28日（土）　入院18日目/術後15日目　退院

午前中に、回診、朝食、主治医と話、ナースステーションに挨拶、退院。

回診は、これまで同様、傷跡のテーピング、乳頭の軟膏＋ガーゼ当て（退院後も自分で継続）と再診日の確認。

主治医との話は、前々日に聞いた病理結果のこと。

前回のような部分切除では、針生検でがんだった部分、広がりの特定が困難だった部分、石灰化の部分をすべて断端陰性で取って、整容性を保つのは難しく、放射線治療も必要で、再々発の可能性も残ったこと。

それは納得しているけど、今の気持ちについて、

「がんがもう少し切除範囲に見合う大きさだったら、ああ、全部取ってよかったって、気持ちの上で、もっとすっきりしただろうなあ・・・と思って」

「僕も同じ立場だったら、そう思ったと思う。手術した側としても。でも、これで左のがんがまず根治できたということは大切だし、右の画像も似ているから、今後の参考になる。これから再建も頑張らないといけないけど、きれいに再建できたら、今の気持ちも変わりそうですか？」

「取ってよかったというのは、これから再発しないことで実感していくと思います。今は、胸の痛みと締め付け感が早く軽減しないかってことが、先みたいなところもありますけど、再建も頑張らないといけませんよね」

「うん、頑張ろう。お願いする病院のことも含めて、一緒に考えていこう」

という話をして、石灰化の部分の結果が記載されていなかったことについては、

「写真を見たら、組織のスライスが石灰化より下から始まってるように思ったんですけど」

「そうだね。あっても非浸潤がんで診断自体は変わらないと思うけど、わかったほうが気持ちの整理がつくなら、再検査を頼もうか」

ということに。

病室に戻ったら、迎えに来てくれていた散策相手が、

「長かったね、40分は話してたよ」
「うん、でも話せてよかった」

予定が延びて17泊18日入院した病院を出たあと、ドラッグストアと野菜の直売所に寄り、滅菌ガーゼとテープ、当面の食料品を買って、パセリが待つ部屋に帰りました