予定変更
昨日(火)は、午後1時半から8時半まで4つの会議に出て、9時半に帰宅したときはくたくた
玄関を開けるとパセリがいて、いつものようにゴロンゴロンするのを見て、私が入院して帰らない夜も待ってるのかなあ・・・と思いながら、すぐにパウチのフードに薬を入れて出しました。
今日(水)は、検査(採血、検尿、胸部X線、心電図、呼吸機能)を受けたあと、形成外科を受診(予約は外科から入れておくとのことで、時間は知らなかった)、10:30から外科という予定でしたが、寝坊したので病院に着いたのが9時半。
受付を済ますと、形成外科の予約が9時半に入っていたので、先に受診し、検査、外科の順になりました。
今度の手術では、外科の先生が皮下全乳腺切除術をしたあと、形成外科の先生が大胸筋下にエキスパンダーを挿入するので、そのための受診。
デジカメで現在の両乳房の写真を撮り、エキスパンダーの外周が同心円状に印刷されている透明のプラ板を何度も当てて、使用するサイズが決まりました。
自由診療の病院では、表面がざらざらした外国製エキスパンダー(ズレにくいらしい)を使うそうですが、この病院では保険適用の表面がつるつるのタイプ。
形も半球状なので、他の病院でシリコンのインプラント(保険適用外)に入れ替えるまで、ちょっと不自然な感じはあるかも・・・と、挿入後の写真をいろいろ見せてもらいました。
写真ではそれほど不自然でもなく、中に生理食塩水を入れていくと、重力で下部のほうがややたぷんとなるとのこと。
人工物を入れる手術では、数%の確率で感染が起こったり、外科の手術でどこまで切除するかによって、薄い部分から露出することもあり、その場合は取り出さないといけないことを承知しておいてくださいと言われました。
その後、検査に回って、外科の受診待ち。
予約の10時半前に戻ると、まだ番号が表示されていなくて、自販機でコーヒーを買い、持参したマンガを読んでましたが、すぐ傍の70代とおぼしき女性が「今日も遅いの」とつぶやいたので、「誰先生ですか?」と聞いたところ、病気談議に。
その方は、33歳のとき別の病院で片側を全摘して、7年前にしこりに気づき、バスで通いやすい今の病院に来て、部分切除と放射線治療、化学療法を受け、今は3ヵ月に1度の通院で骨転移の治療を受けているとのこと。
「40年も経って再発するんやもんねえ。がんは全身病ってほんとやの」
「そうですねえ」
「おくさんは?」
「私は3年前に部分切除して、今度は再発で乳腺を全部を取るんです」
「まだ若いのに、大変やの」
「そんなに若くもないですけど・・・。前に全摘されたとき、やっぱりおつらかったですか?」
「33歳やろ、恥ずかしかったわ。昔のことやで仕方ないけど」
その後、他の診察室の番号表示ばかり変わるのを見て、
「今日は隣の部屋に××先生っていなるやろ? あの先生にも回してるみたいやね」
「へえ、そうですか」
と言っていたら、私たちの主治医の声で、「○番の方、△番診察室にお入りください」と隣の診察室に案内しているのが聞こえました。
「の?」
「ほんとですね。初診の人や心配ない人は△番かな」
「ほや」
「私たちは、△番じゃないですね」
「ほやの」
と笑っていたら、予約より1時間15分遅れで私の順番に。
形成外科でも、手術日が変更になることを聞き、詳しくは外科で・・・と言われましたが、外科、術中病理、形成外科の三者の予定が合わなくなったということで、入院は5月11日(水)、手術は13日(金)になりました。
今回の皮下全乳腺切除術というのは、乳頭、乳輪、皮膚、皮下脂肪を残せるだけ残して、その下の乳腺組織をすべて切除するもの。
乳頭を残せば、その中の乳腺も残るので、術中病理で断端のがん細胞の有無を確認し、中を少しくり抜くこともあるそうです。
先日受けた胸部CTは、肺や肝臓に転移がないか確認するためのものでしたが、今回は手術時にセンチネルリンパ節生検(2010年4月から保険適用)も行って、リンパ節転移の有無や遠隔転移の可能性も調べます。
職場に出す診断書も、その場で書いていただきましたが、「簡単でいいです」と言ったので、病名、入院日、手術日のほかは、「術後、約2週間の入院および4週間の自宅療養を要する見込みである。なお、余病の際は、この限りではない。」
これを見ながら、「シッターさんにも連絡しなきゃ」と言ったら、
「シッターさん?」
「あ、入院中、ネコのお世話をしてもらうんです。たまに皮下輸液が必要なネコがいるんです」
「誰が皮下輸液するの?」
「今は私が」
「へえ、ネコは皮下に余裕があるからね。僕もやったことある」
一瞬、医学生時代にネコで練習したのかと思いましたが、そう言ったときの表情がちょっと照れた感じだったので、この先生もネコ好きなのね・・・と思いました
コメント
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世の中はGWと浮かれていますが、まちこさんは恐らく手術で
お休みされる間の仕事の段取りに追われているのでは?と
想像しております。
ご無理のないようにとは思いながら、任された仕事がある
以上、責任がありますものね。私もシングルで働く身ですから、
同じ状況になればと考えてしまいます。
さて、私の検診結果ですが、マンモグラフィーとエコー検査を
受け、当日は「特に問題ありません」ということで、1年後の
検診予約をして帰ってきました。
ところが、その翌日に、主治医から電話があり、
「エコーでどうしても気になるところがあり、経過観察に入ら
せて欲しいので、再度、8月に検診を受けに来て下さい」と、
連絡がありました。
私の場合、乳腺が発達していて白く映る部分が多いために
マンモだけでは石灰化が判別しにくいそうで、診察が終わった
後に、念のためエコーを受けてから帰って下さいと言われ、
エコーは主治医とは別の先生で、
「以前はなかった腫瘍(前回と同じ右側)が一つ増えていま
すが、小さいので1年後の検診で問題ないでしょう」と、
そのまま帰宅したのですが・・・。
電話では詳しい内容をお伺いすることが出来ず、ただ、
わざわざ連絡を下さり、約3ヵ月後に検査(前回は、エコーでの
異常による経過観察は6ヶ月後でしたので)ということは、
以前よりも状況がよくないのかな?と感じていますが、こうして
早めに対応をして下さることには感謝しなければならない
ですね。
まちこさんが大変な思いをされているときに、余計な心配を
おかけするのもと迷ったのですが、お互いに情報交換すること
で少しはお役に立てることもあるかと思い、正直にお伝えさせ
ていただきました。長いコメントですみません。
ですが、今は、私のことよりもまちこさんの手術の成功を
ただただ、お祈りしております。
投稿: emiemi | 2011年5月 2日 (月) 23:32
問題なしと言われた翌日の電話、ドキッとされたでしょうね。
1年後の検査が3ヵ月後になったのは気になりますが、
細胞診や組織診の話が出なかったということは、
emiemiさんもおっしゃるように、念のため、早めに対応してくださっているのだと思います。
腫瘍といっても良性のものもありますし、
経過観察で問題なしと聞けるのが一番。
次によいのは早期発見で、
私は3~4月に新しい石灰化と腫瘍が確認されたとき、
少なくとも半年前には問題ない状況だったということが、
不安ななかで安心材料というか、支えになりました。
こちらは手術日が2週遅れになったことで、
GWで仕事の休みを8日分減らすもくろみが外れ、
疾病で連続1週間休むときは、有休でなく病休申請が必要で、
6月のボーナスも6分の1カットと聞いて、さらにがっかりしましたが、
平日は、普通に仕事や休む間の打ち合わせをして、
休日は、ベランダガーデニングで気分転換しています。
入院前の仕事は、あと6日(金)と9日(月)だけ。
退院後にできない力仕事や土いじりは、今のうちにしておいて、
きれいに育つのを楽しもうと思ってます
投稿: まちこ | 2011年5月 3日 (火) 16:40
有休が使えず、病休でボーナスカット・・・。
就業規則は会社によって違うものだとは思いますが、
随分と厳しいですね。
まちこさんのべランダガーデニングは本当に素敵ですよね。
でも、仕事でお忙しいでしょうに、お手入れの時間を捻出され、
きちんと愛情を込めて育てていらっしゃること、尊敬します。
だからこそその期待に応えるべく、綺麗なお花を咲かせて
くれるのですよね。
私などは、休日となるとついだらだらしてしまい、また、
ここ2、3日は黄砂が酷かった(兵庫県在住です)こともあり、
数少ない鉢植えの手入れでさえ、おさぼり状態。
いけませんね。
GWも残り少なくなりましたが、どうかお天気に恵まれ、
ガーデニングを楽しめますように。
投稿: emiemi | 2011年5月 4日 (水) 23:16
これまでの入院は、日数が短くて復帰も早かったし、
祝休日が入ったりして、有休で処理できていたので、
平日に長く休むと復帰後の調整が大変だとしか
思ってませんでしたが・・・。
ささやかなベランダガーデニングをおほめいただいて、
うれしいです
ハーブは手間がかからないので、ずぼらな私でも大丈夫です。
これから初夏にかけて見頃になるものが多く、
風が吹くとふわっといい香りもして、落ち着きます。
昨日、写真をアップしたので、また見てくださいね
投稿: まちこ | 2011年5月 5日 (木) 19:49