昨日・今日・明日
昨日の午前中は、先月12日にするはずだった仕事で職場へ。
午後は、2時過ぎに帰ってすぐ遠くの親友から電話があり、いろいろと話しているうち、
「最近、よく『つなげて』って耳にするけど、『つないで』と、どう違うの? 変じゃない? NHKでも使ってるの聞いたけど」
という話題になり、
「『つなげる』と『つなぐ』? 他動詞と自動詞? どっちも他動詞で、『つながる』が自動詞だっけ? 地域とか世代の違い? う~ん、わからない」
と言いながら、ネットの国語辞典で検索。
文語の「つなぐ」には活用形が2種類あり、四段活用は口語の「つなぐ」(五段活用)に、下二段活用は「つながる」(下一段活用)になったのはわかりましたが、違いまでは書いてませんでした。
で、電話のあと、「つなげる つなぐ 違い」で検索したら、富田久仁子「併存する他動詞-『つなぐ』と『つなげる』の意味」という論文が。
2つの語の基本的意味は、「つなぐ」が「本来は切れたり離れたりしていないものが2つに離れている場合、それらをひと続きにすること」であり、「つなげる」は「本来は別の2つのものをひと続きにすること」である。意味の違いはその対象が「ひと続きになることが、本来的に自然なことであるかどうか」という点にある。
という要旨で、本文には、対象が具象物の場合でも抽象物の場合でも、「本来は別の2つのものを(無理に)ひと続きにする」ことには「つなげる」が用いられるとあり、「達成の自己制御性」という概念で説明されてました。
親友が「『PCをつなげて』とか『ネットにつなげて』とか聞くと、ぞわっとする」と言ったとき、「私も『つないで』だなあ」と答えましたが、「つなげる」で検索して出てきた例について考えると、
「ブロードバンドを本格ビジネスにつなげるネットワークアプライアンス」(NTT西日本)
この場合は、ブロードバンドを本格ビジネスにつなぐために「達成の自己制御性」があると思われるので、違和感なし。アプライアンスという外来語は知りません![]()
「2台のPCをつなげただけの環境もLANです。100台以上のPCをつなげた環境もLAN・・・ハブやルータを介して複数台をつなげるときは・・・」(NTTコミュニケーションズ)
別々のPCをつないで構築されるLANについて説明した文脈ですが、LAN=PCがつながっている環境を本来のものとすれば、努力してつなぐというニュアンスのある「つなげる」には、違和感あり。
ちなみに上の論文には、屋外飼育の犬はつないでいるのが一般的なので、「飼い犬をつなぐ」。「飼い犬をつなげる」は非文
になるという、わかりやすい例もありました。
というわけで、早速、親友にメールを送りました。
その直後、母から携帯にメールが来て、伯母(父の姉、76歳)が亡くなったことを知り、今度は父母と長電話に・・・。
もう一人の伯母は、足が悪くなっていて東京まで行くのは困難、その長女も行けないので、香典を伯父(この人も行けない)の名代の長男に頼み、弔電を打つことにしたのだとか。
母が「あなたはどうする?」と言うので、やはり香典(立て替え)を父に頼んで、ネットで弔電を申し込むことにしましたが、今日遊びに来た人に話したら、
「親族が弔電を打つって習慣は、こっちにはないなあ」
「そうなの? でも、従姉も打つし」
「その人は、お母さんも自分も行けないからじゃないの?」
「でも、昨日、弔電のサイトを見たら、祖母の葬儀に行けなくて、ネットで弔電が送れてよかったとか書いてあったよ」
結局、ネットで申し込みましたが、昨夜の父との話では、伯母、伯父とも体が悪くなっていて、亡くなった伯母も半年入院していたらしく、元気なのは末っ子で60代の父だけ。
父の気持ちや、そう遠くない将来の介護のことなど、遠方で仕事していて普段はあまり考えないでいることを漠然と考えて、昨夜はあまり眠れませんでした![]()
その仕事にしても、嬉しいこともあるときはありますが、嫌になることがしばしばなので、よけい複雑な気分・・・。
明日はただでも憂鬱な月曜、今からその準備です。
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