猫のセミナー
昨日、(社)日本愛玩動物協会・県支部主催の猫のセミナーに出かけてきました
(社)日本愛玩動物協会は、動物の適正飼養の普及活動や愛玩動物飼養管理士の育成・認定を行なっているところで、私が知ったのは4年半前。
ミントの闘病~葬儀の間、1級愛玩動物飼養管理士の資格を持つ方々には本当にお世話になりましたが、昨年4、5月に私が入院したときもお世話になったペットシッターのゆうさんのメールで、今回のセミナーも知りました。
講師の南里秀子さんは、今から18年前に東京でキャットシッターという仕事を立ち上げ、約45,000匹の猫と約1,000名の依頼者にかかわってこられた方。
講演は、治療や健診、予防注射のときに病院で猫をみる獣医師と違って、猫が普段暮らしている環境も把握するシッターの立場から、現場で猫たちから教わったこと、猫が元気で暮らすために私たちにできることなど、楽しくて役立つ内容で、あっという間の2時間でした
会場は、某大学の講義室。
途中、猫の習性についてのテスト(20問)もあり、学生に戻ったような気分で取り組みましたが、そのほとんどは、これまでミントとパセリが教えてくれたこと・・・のはず。
でも、答えと解説を聞くと、書きもらしたことや知らなかったこともあり、セミナーが終わったときは、パセリが全身を使って発している「声」をもっと聞きたい・・・と思ってました。
最後に、資料と一緒に配付されていたアンケートに回答しましたが、今後のセミナーで取り上げてほしい内容欄に私が書いたのは、「ともに暮らす猫の老化をどう受けとめ、どう支えるか」ということ。
今年15歳になったパセリは、少し腎機能が低下しているほかは、目立って老いを感じさせるところはなく、目も見え、耳も聞こえ、足腰もまだキッチン・カウンターから冷蔵庫の上に飛び移れるほど。
なので、5年前に亡くなった実家のみよ(先代)が、目が見えなくなり、足腰が弱り、お皿の前やトイレで体を支えられなくなったとき、母が
「私たちは親の介護はしなかったけど、みよちゃんが介護させてくれてるよ」
というのを聞いて、私も準備をしておかないと・・・と思ったことも、先延ばしにしたまま。
講演中、完全室内飼いの猫は、目が見えなくなってもそう困らないというお話があって、実家のみよを思い出し、足腰が弱ってからは、食餌やトイレの介助、体位交換、清拭をして、父母のどちらかが必ず在宅したということも思い出してました。
父は、みよの呼吸が急迫して、病院に行く用意をする間に止まったとき、心肺蘇生を試みた人なので、本にも書いていないとおっしゃってた南里さんの「緊急時のツボ」を知っていたら、絶対試しただろうなぁ・・・とも。
それで、老猫介護のセミナーがあれば、聞きたい人は多いはず・・・と思ったわけですが、そうなる前の体調維持や病気の早期発見のためにも、老いを受けとめながら、快適な環境を作っていくためにも、まずは毎日のパセリの「声」をしっかり聞くことから・・・と思った充実のセミナーでした。
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