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2009年7月26日 (日)

仕事の合間に

週明けの仕事の準備で、昨日(土)も今日(日)も自宅で作業pc

昨年の今頃は・・・とバックナンバーを見たら、ちょうど1年前の今日、岐阜の白川郷にドライブしていて、どこか行きたいなあ・・・と思ってました。

次の週末は1日(土)、2日(日)とイベントで出勤だし、その次の9日(日)も前の職場のイベントに呼ばれて仕事だし、そのプレゼン資料もまだ作ってないので、いつ実行できるかは不明bearing

とりあえず、個人で抱えてる仕事は30日(木)で少し楽になるので(入れ替わりに、リーフレットとか広告の仕事が入ってくるけど)、あと少しの辛抱です。

ところで、最近、仕事の合間によく食べるのは・・・。

Ca3a0813

ゆうさんのブログで見て、地元育ちの人に「田中屋のアイスって知ってる?」と聞いたら、「昔食べたなあ。そこ(近くのSC)にもお店入ってるよ」というので、いつもの買い物ついでに探して購入。

アイスキャンディー6本(1本100円)とアイスクリーム2個(1個200円)を買ったのに、2日で食べてしまったので、また買ってこなくちゃcoldsweats01

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2009年7月22日 (水)

とびひ

暑くなると出てくる皮膚トラブル。

今年は5月下旬から、手の甲から腕にかけての多形日光疹、額の髪の生え際や首のあせもに悩まされ、市販のダイアフラジン軟膏(非ステロイド性抗炎症薬)をぬりぬりしてました。

出勤するときは、腕にもちゃんと日焼け止めを塗って、車carの窓にはサン・シェードを貼り、ガーデニング用の腕カバー(指先だけ出るタイプ)もして防備。

で、多形日光疹はしばらくして治り、続いて額のあせもも治りましたが、首だけは長引いてかなり目立つように・・・。

昨日までは、発生したときと同じあせもだと思ってましたが、今日、仕事の前に2ヵ月ぶりで腎臓内科のクリニックに寄ったとき、

「どうしたの? それ」
「今年は日光疹とかあせもがよく出て、掻いちゃったみたいで」
「細菌感染してると思うよ。抗生物質と塗り薬も出す? 悪化するとか治らないようなら、連絡くれるか皮膚科に行ってね」

というわけで、いつものオルメテック錠20mg、スプラン錠100mg、ルプラック錠8mgに加え、セフゾンカプセル100mg 5日分とリンデロン-VG軟膏0.12%を出してもらいました。

うう、早く治らないかなあbearing

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2009年7月17日 (金)

「にごりえ」再読

今月に入ってから、今年2月に書いた「まちこ訳『にごりえ 一』」へのアクセスが増えてます。昼間は ac.jp のリモートホストが多いから、レポートを書く学生さんみたいcoldsweats01

で、「誤訳御免の・・・」とは言うものの、修正すべきところはしないとなあ・・・と思ってましたが、この週末に今井正監督、水木洋子・井手俊郎脚本の「にごりえ」(「十三夜」「大つごもり」「にごりえ」のオムニバス)を見る予習も兼ねて、今日しました。

原文を横にざっと読み返して、自分で「ここ、ちょっと変」と思った部分に手を入れただけですが、興味がおありの方は、左サイドのカテゴリー「現代語訳のこと」からご確認ください。

ところで・・・。

一葉が最後に住んだ本郷区丸山福山町の借家の隣が銘酒屋だったことは、明治28年1月執筆の「しのふくさ」(筑摩書房『樋口一葉全集』第3巻下では「感想・聞書」に分類)に、次のように出てきます。

となりに酒うる家あり 女子あまた居て客のとき(ぎ)をする事うたひめのこ(ご)とく遊びめに似たり つねに文かきて給はれとてわか(が)もとにもて来る ぬしハいつもかはりてそのかす(ず)はかりか(が)たし

少し前に古書サイトで買った映画「にごりえ」のシナリオ(『キネマ旬報』増刊、昭和28年8月)を見ると、語り手・一葉の声として、上の「しのふくさ」の「となりに」を「七月二日。新開の町、通りに」と替えて使用。

その後が、「おい木村さん信さん、寄っておいでよ」という原作冒頭の場面で、お高とお照以外の朋輩に名前がない原作と違って、女主人(お八重)や他の朋輩(お秋、たね、きよ)にも名前とせりふがあり、原作にはない店の主人の藤兵衛も登場します。

※ お照は、「照ちゃん高さん少し頼むよ」というお力のせりふのみ。

そうしなければ映画にならないという面もありそうですが、お高以外の朋輩は後景化され、声の主も区別されない原作に対して、シナリオでは「女子あまた居て」という中のお力の印象が強く、それをねらってもいるよう。

それに、帳場に座って金を勘定し、上客の朝之助にはわざわざ出てきて挨拶する藤兵衛がいることで、この手の商売は、男が女を働かせて他の男から金を取るもの、という視点も加えられているよう(バックにいる入墨の親方や子分も登場するし)。

違う部分はいろいろあって、大きいところでは、原作の「五」の後半、お力が座敷から抜け出した後の場面がカット・変更され、「六」の朝之助と二人の場面では、「三代続いた出来損ない」というお力のせりふはあるのに、祖父の話は出てきませんcoldsweats02

原作には、横町の闇の中で「仕方がないやつぱり私も丸木橋をば渡らずはなるまい」と決意するお力の長い内言語があって、祖父・父・自分と続く「人並みでは無い」生き方を選ぶお力の、人の顔が小さく遠く見え、自分の踏む土だけが3mも盛り上がっている気がするという孤絶感の表現が圧巻。

シナリオでは、座敷を抜け出したお力が、盆の晴れ着の子どもたちに「あ、鬼」「鬼姉さん」と言われ、縁日の雑踏の中で仲良く金魚すくいをする若夫婦を離れたところからぼんやり眺め、ふと我に返ったところで朝之助に出くわします。

お力の子ども時代とは違う恵まれた子どもたちと、酌婦で独り身のお力とは違う幸せそうな若夫婦は、お力が生きることができなかった/できない「人並み」の生き方を体現したもの。

なので、お力が「丸木橋」を渡ることはどういうことか、こういう形で解釈してみせたともいえそうですが、このあたりもDVDで見てみたいところです。

「明治は遠くなりにけり」の戦後映画を「昭和は遠くなりにけり」のいま見ると、どう遠くて近いのか。早く見たいけど、その前に片づけないといけない仕事が山積みなので、まずはそっちから。

 独立プロ名画特選「にごりえ」/1953年公開

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2009年7月13日 (月)

猫のセミナー

昨日、(社)日本愛玩動物協会・県支部主催の猫のセミナーに出かけてきましたcar

(社)日本愛玩動物協会は、動物の適正飼養の普及活動や愛玩動物飼養管理士の育成・認定を行なっているところで、私が知ったのは4年半前。

ミントの闘病~葬儀の間、1級愛玩動物飼養管理士の資格を持つ方々には本当にお世話になりましたが、昨年4、5月に私が入院したときもお世話になったペットシッターのゆうさんのメールで、今回のセミナーも知りました。

講師の南里秀子さんは、今から18年前に東京でキャットシッターという仕事を立ち上げ、約45,000匹の猫と約1,000名の依頼者にかかわってこられた方。

講演は、治療や健診、予防注射のときに病院で猫をみる獣医師と違って、猫が普段暮らしている環境も把握するシッターの立場から、現場で猫たちから教わったこと、猫が元気で暮らすために私たちにできることなど、楽しくて役立つ内容で、あっという間の2時間でしたhappy01

会場は、某大学の講義室。途中、猫の習性についてのテスト(20問)もあり、学生に戻ったような気分coldsweats01で取り組みましたが、そのほとんどは、これまでミントとパセリが教えてくれたこと・・・のはず。

でも、答えと解説を聞くと、書きもらしたことや知らなかったこともあり、セミナーが終わったときは、パセリcatが全身を使って発している「声」をもっと聞きたいheart04・・・と思ってました。

最後に、資料と一緒に配付されていたアンケートに回答しましたが、今後のセミナーで取り上げてほしい内容という欄に私が書いたのは、「ともに暮らす猫の老化をどう受けとめ、どう支えるか」ということ。

今年15歳になったパセリは、少し腎機能が低下しているほかは、目立って老いを感じさせるところはなく、目も見え、耳も聞こえ、足腰もまだキッチン・カウンターから冷蔵庫の上に飛び移れるほど。

なので、5年前に亡くなった実家のみよ(先代)が、目が見えなくなり、足腰が弱り、お皿の前やトイレで体を支えられなくなったとき、母が「私たちは親の介護はしなかったけど、みよちゃんが介護させてくれてるよ」というのを聞いて、私も準備をしておかないと・・・と思ったことも、先延ばしにしたまま。

講演中、完全室内飼いの猫は、目が見えなくなってもそう困らないというお話があって、実家のみよを思い出し、足腰が弱ってからは、食餌やトイレの介助、体位交換、清拭をして、父母のどちらかが必ず在宅したということも思い出してました。

父は、みよの呼吸が急迫して、病院に行く用意をする間に止まったとき、心肺蘇生を試みた人なので、本にも書いていないとおっしゃってた南里さんの「緊急時のツボ」を知っていたら、絶対試しただろうなぁ・・・とも。

それで、老猫介護のセミナーがあれば、聞きたい人は多いはず・・・と思ったわけですが、そうなる前の体調維持や病気の早期発見のためにも、老いを受けとめながら、快適な環境を作っていくためにも、まずは毎日のパセリcatの「声」をしっかり聞くことから・・・と思った充実のセミナーでした。

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2009年7月10日 (金)

『レオくん』再読

7日に取り上げたときは、内容に触れるのを遠慮しましたが、やっぱり・・・。

 萩尾望都『レオくん』(小学館フラワーコミックスα)

主人公のレオくんは、2歳の雄猫。

8編のマンガと最後の写真(実際のレオくん、たま姫姉さん、マイちゃんの写真に吹き出しをつけたもの)はどれも楽しめましたが、私のいちばんは、巻頭の「レオくんの小学1年生」。

お隣のタツルくんが、給食にプリンが出る小学校に行くのを知り、自分も行きたくなったレオくんは、ママにランドセルを作ってもらって、タツルくんの隣の1年2組に入ります。

「ランドセルせおって 小学校行くの!」というレオくんの希望を聞いて、一緒に小学校に出かけ、「本人(猫)がそう言ってまして 親としては まァ 聞いてあげたいと」と頼むママも、「前例のないことですから」と言いつつ、「ためしにきてみますか?」と答える校長・教頭もシュールですが、面白いのはそのあと。

朝。レオくんはタツルくんと一緒に登校し、学校の購買でおはじきセットを買うようにママから渡されたお金で、キラキラしたボールとバナナの匂いの消しゴムを買ってしまいます。

1時間目は国語。先生が教科書を読み、同級生も声を揃えて読み始めますが、レオくんは買ったボールで遊んで叱られ、あくびをして叱られ、手で顔を洗って叱られ、しっぽをパタンパタンして叱られます。

やっと休み時間になり、同級生とボール遊びをしていたら、たった10分で2時間目に。

2時間目の算数。おはじきセットを買わなかったレオくんは、先生から予備を借りますが、自分の好きな色や形のおはじきを出して、先生から間違っていると言われ、しっぽをパタンパタンさせると、今度は同級生から「しっぽは動かさないのよ」と注意されます。

3時間目の生活。「春の虫はなにかなー?」という質問に、手を挙げて「セミッ !!」と答えたレオくんは同級生に笑われ、授業中にオシッコに行きたくなると、周囲の同級生から「今はダメだよねー」という声。

「いそいで行ってらっしゃい」と先生に言われ、窓から庭に出てオシッコをして戻りますが、それを見ていた先生に叱られ、「お手々も洗ってキレイにしてくるのよ」と言われ、汚れた手とおしりをなめて、また叱られます。

その後、休み時間にタツルくんと会うと、そのまま隣のクラスでサッカーをしてしまい、4時間目の音楽に遅刻して叱られ、同級生も「ちこくだ」「いけないんだよ」の合唱。我慢して泣きながら歌いますが、その日は給食がないことがわかって大ショック。

帰宅したレオくんは、ママが出してくれたプリンを大喜びで食べながら、学校でのつらい記憶を頭の中から消していきますが、「学校どうだった? おもしろかった?」とママに聞かれると、しっぽをパタンパタンさせ、「ぼく 学校 もういい」。ママも、せっかく作ったのに1日で要らなくなったランドセルを手に、「ま いいか ネコだものね」。

・・・と、小学校に猫を置くことで、猫の習性、人間社会の規範や画一性が描かれてますが、4篇目の「ヤマトちゃんの恋」では、同じ1年2組の女の子・ヤマトちゃんから見たレオくんを通して、そんな人間社会で生きていかなければならない子どもの内面を取り上げていて、この2篇だけでも読む価値大。

「心理学専門書の読書」が趣味という萩尾望都には、父-息子関係を描いた『訪問者』、母-娘関係を扱った『イグアナの娘』、母-息子関係と義父-息子のレイプを取り上げた『残酷な神が支配する』など名作が多々ありますが、今回のレオくんのしっぽのパタンパタン(規範への違和感)も、かなり魅力的でした。

※  絵本『トリッポンのこねこ』(教育画劇、2007年)の奥付。

ちなみに、この絵本も、前にAmazonの案内メールを見て買いましたが、文が萩尾望都で、絵は絵本画家のこみねゆら。届いてから萩尾望都の絵じゃないのに気づき、パセリcatが「どうしたの? それは何?」と寄ってきたので、「絵本だよ」と読んであげましたcoldsweats01

話を戻して、次に面白かったのは、2篇目の「お外に出して」。

ある日、レオくんは縁側の窓をカチャカチャして、「雨だよ」というママに開けてもらい、回れ右して玄関へ。ドアをガシガシして、「おげんかんはちがうもん」といって開けてもらい、また回れ右して台所へ。「同じだって」というママに、「お台所はちがうもん!」「前 ここから出たとき お天気だったもん!」。

なるほど、そうよねえ(ちゃんとレオくんに付き合ってるママもえらい)と思って読みました。

その次が、3篇目の「レオくんのお見合い」。

ママの友人・マルちゃんのおばさんが始めたお見合い教室で、婚活することになったレオくん。相手の4人の女性は、それぞれ自分の理想(共働き・家事平等型、専業主婦型、共働き・ご飯はデパ地下で購入・子ども不要型、ヒモ囲い込み型)を披瀝し、レオくんも努力しますが、4人目に対する「今とかわんないのなら ママのほうがいい」に爆笑。

7篇目の「レオくんの映画スター」は、大島弓子『グーグーだって猫である』の映画化を知ったレオくんが、グーグー役のひとり(似た猫を何匹も使って1匹に見せるから)になろうと、顔や体にクレヨンでアメショーの模様を描き、撮影所に潜入して失敗する話。

帰り道、三毛猫のタマ役は逃したものの、猫の集会シーンでエキストラをしたたま姫姉さんから、「メイクとってふつうのシマネコになってたら 集会のメンバーでいけたんじゃない?」と言われますが、そのままのレオくんでいいんだよという意味では、『レオくんだって猫である』といえる1篇。

というわけで、猫好きな人、猫の親をしている人、『グーグー』の読者はもちろん、人間の子どもの親や教育関係者、婚活に興味のある人(?)にも、面白いのではないかしら・・・と思った1冊でした。

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2009年7月 9日 (木)

今から

今日の仕事の準備pc、やっと終了。

今からシャワー浴びて、寝て、7時半に起きて・・・となると、睡眠時間は3時間半(帰宅したとき、すぐに取りかかれなくて1時間ほど仮眠してるけど)。

今度の日曜は、パセリcatのシッターさんから案内メールmailをいただいたセミナーに参加したいので、今日、明日、あさっても頑張らねば・・・。

セミナーの内容は「猫という動物の習性と理解」についてで、講師は日本のキャット・シッターのパイオニア南里秀子さん。

と書いて、今ふと思ったこと。

私が机に向かってる間は傍で寝ていて、寝室に行くときは起きて一緒にベッドにくるパセリcatに、「まちこという人間の習性と理解」を語らせたら、すごい内容になるだろうなあ・・・。

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2009年7月 7日 (火)

『レオくん』

過去の購入歴から、Amazonの本ストアの案内メールが来ました。

 萩尾望都『レオくん』(小学館フラワーコミックスα)

タイトルと表紙カバーに惹かれ、カスタマーレビューを見たら、おすすめ度の☆が3つ半。ちょっと迷いましたが、買ってよかったheart04

主人公のレオくんは、2歳の雄猫、こげ茶のシマシマ。

最新刊なので、ネタばれにならないよう、どういう人におすすめかを挙げると・・・。

  • 猫と暮らしている人。とくに独身女性。
  • 猫の親だと自認している人。
  • 猫のしぐさと感情表現がわかる人。
    (しっぽのパタンパタンなど)
  • 猫も人間も変らないと考える人。
  • 猫と話せる人。
  • 猫を見ていて、この子が(人間の)学校に入学したら・・・と想像できる人。
  • 大島弓子『グーグーだって猫である』を読んだ人。

すべて当てはまる人には、本当におすすめhappy01

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2009年7月 6日 (月)

『アメリカン・スクール』

仕事だけでなく、ブログも追いついていないので、先週、読んだものですが・・・。

 小島信夫『アメリカン・スクール』(新潮文庫)

戦後3年の冬、県庁学務部指導課の役人と約30人の日本人英語教師が、占領軍のジープが頻繁に行き交う片道6キロの道程を歩いて、アメリカン・スクールの見学に出かける話。

戦勝国/敗戦国、占領/被占領という関係をベースに、豊かさ/貧しさ、英語/日本語、話せる/話せない、自尊心/劣等感、所有/被所有、男/女という要素の組み合わせ(と相対的なズレ)からなる人物の描き方がおもしろく、パズルが好きな人は楽しめるかも・・・と思いました。

例えば・・・。

つねに他の教師を指揮したがる山田。3年前まで軍隊の中隊長で、服装も血色も最もよい彼は、敗戦国民の劣位を挽回しようと自分の英語力をアメリカ人に誇示したがり、自分が優位に立ちたいときは、他の日本人教師にも英語を使用。

中心人物の伊佐は、英語教師なのに英会話を嫌がり、国防色の服と兵隊カバンに不調和な黒い革靴。兵隊靴では目につくと考え、同僚から借りた靴は、ひどい靴ずれの元になります。

伊佐にとっての英会話は、「日本人が外人みたいに英語を話すなんて、バカな」「おれが別のにんげんになってしまう。おれはそれだけはいやだ!」とあるように、彼の「にんげん」を損ねるもので、足を痛める借り物の靴のよう。

でも、ハダシで歩いたためにジープに乗せられ、先に到着したアメリカン・スクールの建物のかげでは、聞こえてくる英語を「小川の囁きのような清潔な美しい言葉の流れ」と感じ、「自分たちはここへ来る資格のないあわれな民族」だと思っていて、「男」である以外は、上に挙げた要素の右側ばかり占めてます。

そして、見学団で唯一の「女」であるミチ子は、仕立てたばかりのスーツに帽子とハイ・ヒール。その気張った姿が「かえって卑しいあわれなかんじ」だったのに、風呂敷から運動靴を出して履きかえ、歩き始めると、ジープで通る占領軍の目を惹き、達者な英語で応えて缶詰やチョコレートをゲット。

けれど、路上でのミチ子の優位も、アメリカン・スクールに着くと、エミリー嬢の美しさと「私たちの中のいちばん若い女の先生のそれ(給料)も、皆さんがたの多い人の約十倍のようです」というウィリアム校長の発言で失墜。

ジープに乗るまでミチ子の傍を離れようとしなかった伊佐まで、「エミリー所有」と書いた運動靴を履いているのを見て、つい意地悪く「あの人、ほんとに英語が嫌いらしいですわよ」と英語で山田に陰口を言ってしまいます。

で、その後のミチ子と伊佐の会話ですが・・・。

「英語を話すのがお嫌いなら、わたしなんか、おきらいですわね」
 そう言ってミチ子は自分の言葉におどろいた。
「女は別です」
「女は真似るのが上手って意味?」
 伊佐は、ミチ子のいう通りかも知れないと思った。

エミリー嬢に対して「これがおんなじにんげんであり、教師であろうか」と思った伊佐は、「女は別です」とミチ子に言ったとき、彼女を「おんなじにんげん」に含めてるのかどうか。

伊佐の借り物の靴が、彼の「にんげん」と切り離せない日本語以外の言語(英語)を指すなら、ミチ子の運動靴/ハイ・ヒールもやっぱり言語。

運動靴shoeは、男の教師たちと一緒に歩くためのもので、ハイ・ヒールboutiqueは、アメリカン・スクールで履くためのもの。

どちらも彼女の持ち物だけど、男を「真似る」ものとアメリカ人を「真似る」ものと考えれば、「女は真似るのが上手って意味?」の「真似」と、「日本人」で「女」であるミチ子と「男」である伊佐の違いも了解。

という感じで、おもしろく読みましたbook

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2009年7月 2日 (木)

四字熟語遊び

これから明日の仕事の準備ですが、その前に気分転換。

 『ことば遊びの日本語表現』(おうふう、2008年)

前に「アクロスティック」と「アナグラム」をしてみましたが、今回は「四字熟語遊び」を。

【例題】 昔話や社会問題について、四字熟語を四つつなげ、そのストーリーや解説を作ってみなさい。各語とも読み方は問わないが、意味が理解あるいは推測できるようにすること。

まずは、昔話から。

 浦島太郎

 浦島助亀
 同伴龍宮
 乙姫歓待
 帰還急老

 鶴の恩返し

 老爺助鶴
 娘来爺宅
 機織評判
 元姿帰空

 こぶとりじいさん

 善爺会鬼
 鬼喜切瘤
 悪爺模倣
 鬼怒増瘤

 わらしべ長者

 貧者旅立
 藁換蜜柑
 途中省略
 結末富裕

社会問題のほう。

 マイケル急逝

 恐怖成功
 月面歩行
 一世風靡
 衝撃悲報

 振り込め詐欺

 突然電話
 老親吃驚
 直行振込
 手口多様

 麻生総理

 漢字誤読
 更迭失敗
 自民迷走
 何時解散

 ETC割引

 盆休割引
 走行車増
 渋滞長蛇
 炭素割増

きりがないのでこのへんで。おそまつさまでしたcoldsweats01

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2009年7月 1日 (水)

もう、まだ7月

明日(もう今日)の仕事の準備、やっと終了weep

4月は異動の緊張感で持ちこたえ、5月は自分なりに興味もあって持ちこたえ、6月は体が疲れはじめ、7月はどうなるんだろう・・・と、他人事のように感じながら、PCに向かってました。

先週から中心業務のほかに、年間数回ある仕事や突然降ってきたリーフレット作成の話とかもあって疲れ倍増。

好きなことは好きなだけ、そうでないものはそれなりに。それでいくしかなさそう。

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