あ、あの頭は・・・

連休明けの22日（火）のこと。

午前中はいい感じで立ち仕事してましたが、昼食後、デスクワークをしていたら眠くなり、眠気覚ましに書類を下まで持っていく途中で、前に一緒に仕事してた人（他社の男性）をガラス越しに見かけました。

あ、あの頭（後頭部）は・・・と思って見ていたら、あちらも気づいて、

「まっぴー、久しぶりー。元気やった？」
「うん、まあね。てっちゃんは？」

その後、私がデスクワークする部屋でしばらく話をしました。

「さっきはよく気づいたねー」
「うん、てっちゃんみたいな頭の人がいるなあ・・・と思って。皆さん、お元気？」
「Aさんは県外の仕事ばっかりで、BさんとCくんとは別の仕事で一緒で、うちの△田は前立腺がんで入院して」
「△田さん？　知らなかった。おいくつだっけ？」
「59歳。それで、『てっちゃーん、もう、あかんわぁ』って」
「前立腺がんって多いよね。てっちゃんも気をつけないと」
「僕、あかんようになったら、もう決定的やね」
「あかんようになるかどうかは、人によるんじゃない？」
「なるらしいよ」
「そうかなあ。入院といえば、私も4月と5月にまた入院したよ」
「今度は何？」
「1回は非浸潤性乳管がんって乳がんで、ここを切ったでしょ。もう1回は、そのすぐ後で扁桃炎のひどいの」
「えっ、じゃあ今、そこは・・・ないの？」
「ここ？　ある、ある。中をちょっと取ったんだけど、へこんだりひきつったりすると嫌でしょ。だから、先生によくお願いして変形なし」
「そっか～。でも、お互い気つけんとね」
「ほんとね。△田さんにもよろしくね」

最近は、こういうノリで話せる人が少なくて、先日など、帰ろうとしてるところを呼び止められて、こんなやりとりがありました。

「手術のこと、××たちに言いました？　なんかよく知ってたけど」
「休んだ理由を説明するのに言いましたけど？」
「自分で言ったんですか？　でも、知らない人もいますよね」
「直接関係のない人には言ってないから。いちいち全員に言って歩けないし・・・」

本人は隠し、周囲も触れないのが普通で、言うのなら、誤解や噂を招かないよう全員に・・・と言いたいのかと思いましたが、私にすれば、言いたい人には言うし、言いたくない人には言わない。

で、てっちゃんとのあっけらかんとした会話の間に、そのことをちょっと思い出してました。

ところで、てっちゃんたちと仕事していた頃のワーカホリックな4年＋1年半は、もう2年あまり前のことですが、その頃から

「僕、結婚したいんですよー」

が口癖の彼は今も独身で、

「まっぴーは結婚しないの？」

と言うのも相変わらず。

「てっちゃんこそ、いつ結婚したってよさそうなのに」
「そうなんやけど、僕、普通に見えて変わってるでね」

普通でないほうがありがたいこともあるのよ・・・と思った久しぶりのおしゃべりでした