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2008年3月

2008年3月31日 (月)

灰色の世界

「どうしてた?」
「えっと、PCで『銀河英雄伝説』見てた」
「アニメ?」
「うん!」

で始まった昨日の電話で話したこと。

「こないだ言ってたセカンドオピニオンどうするの?」
「17日に行ったときに確認してから。私が言われた異型乳管増殖症って異型乳管過形成(ADH)らしくて、前がん病変っていうけど、経過観察の病院もあるみたい。非浸潤性乳管がんと判別が難しい、微小な低悪性度のがんって書いてるのもあるし。切るときはマージンつけるから、3cmとかになるのかな」

「それで?」
「ブログとか見ると、セカンドでシロ(良性病変)になってる人もいるし、グレーならグレーでどういうグレーか、ちゃんと聞こうと思って。で、無料で読める病理の論文をサイニイ(CiNii)で拾い読みしてる」

「うん」
「こないだ聞ければよかったんだけど、患者は多いし、もう一回聞こうと思ったら、カンファレンスに行っちゃったし。だから、ちゃんと聞いてみて、セカンドしたほうがいいと思ったらする。もしクロでも、ちょっとくらい手術が延びるのは怖くないし」

「そっか」
「患者といえば、外来でも夫とか付き添ってる人も多いけど、バカな男がいてさ。中待合で足投げ出して、『どうせ切るんだろう?』とか大声で言って、『まだ決まってないのに・・・』って妻泣かせてんの。皆に聞こえてるのに、すごい迷惑!ムカついたー!」

     *     *     *     *     *

入院中の楽しみにするつもりだった『銀英伝』は、一昨日の夜から見始めて、もう第27話/全110話なので、入院前に余裕で見終わりそう 

で、中城ふみ子の本を読もうかなあ・・・と思ってます。

菱川善夫編『新編・中城ふみ子歌集』(2004年)

まだ買ってませんが、『乳房喪失』(『短歌研究』編集長だった中井英夫が付けた題名)と『花の原型』の2歌集と中井との往復書簡を収めたもの。

読もうと思ったきっかけは、今月上旬に読んだこの本。

中島美千代『夭折の歌人 中城ふみ子』(2004年)

若月彰『乳房よ永遠なれ』やその映画化でスキャンダラスに取り沙汰され、渡辺淳一『冬の花火』のモデルにもなったふみ子の、歌人・女性としての「誇り高さ」を丁寧に描いた評伝でした。

「誇り高さ」が「愛らしさ」と同義に感じられたのは、ふみ子をいとおしむ年上の同性の眼のためだと思いましたが、上の『歌集』の編者は違ってそう。

『夭折の歌人』によれば、編者は、ふみ子が「病室に監禁されながら、ひそかに美しい悪意を育んだ。悪意とは何か。彼女の棲む灰色の世界に男たちを招き寄せ、たぶらかし、狂わせ、徹底的献身を誓わせることである」(「憎しみの花・中城ふみ子」)と書いている人。

この引用を読む限り、「どこが悪意? いいじゃない?」と思いましたが、ふみ子の歌も往復書簡も、自分で読み直してみたいので、買っておこうかな・・・と思います。

2008年3月29日 (土)

いい男はいい声

「とことん!石ノ森章太郎」の第6夜「サイボーグ009」、20:00~23:40まで見ましたが、1979年版のテレビアニメが22:30を過ぎて1話しか紹介されず、ちょっと残念

でも、久しぶりのナレーターの声に『銀河英雄伝説』を思い出し、検索してみたら、オレンジ色の髪の猛将、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトの野田圭一さんでした。

Wikipediaによれば、1968年版の008がデビューだそうで、79年版では002とナレーター。

『バビル2世』の「ロデム変身 地を駆けろ」の黒豹・ロデム(しゃべってたっけ?)、『一休さん』の蜷川新右衛門もそう。

そういえば、遠い記憶の新右衛門さんの声、ビッテンフェルトと同じかなあ(キャラは違うけど)・・・と懐かしくなりました。

そのビッテンフェルトの名言(代々の家訓だそう)。

他人をほめるときは大きな声で、けなすときはより大きな声で。
(第103話「コズミック・モザイク」)

遠くの親友が、陰日向のない気性の彼を「気持ちのいい男」とほめ、『銀英伝』を「いい男の辞典のよう」と言ってましたが、私もそう思います。

ちなみに、79年度版の009の井上和彦さんは、『銀英伝』では、伊達と酔狂を愛しながら、人物・能力ともにバランスの取れたダスティ・アッテンボロー役。

私が一番好きなのはヤン・ウェンリー(富山敬さん)ですが、いい男といい声の辞典のような『銀英伝』(本編110話)、入院したら、まとめて見れないかしら・・・と真面目に思ってます

2008年3月27日 (木)

超・超早期の揺れ

昨日は、夜に来客があったり、新年度の説明会で使うPowerPointプレゼンテーションを修正したりで、ブログを更新しそびれました

一昨日は、大・中・小の会議の連続。

「小」のメンバーには、先月来の検査のことを話すしかなかった人もいて、そのうちの誰かが広めたらしく、別の人から「具合、悪いんだって?」と聞かれたり。

なので、「昨日決まりましたが、今月24日から約1週間入院、手術することになりました。順調なら、GW明けに復帰できると思います。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」と言っときました。

まあ、職場のほうは、通院や入院でできないことは、別日程を組むしかありませんが、個人的には、もっと基本的なところで、きちんと納得しておきたいことがあります。

先日、主治医の先生とこんな話をしました。

「やっぱり取るものなんですか?」
「大腸ポリープでも、がんになる前に取るでしょう」
「ええ、大腸ポリープなら。でも、あれは内視鏡手術?」
「ええ、こちらは内視鏡ではないし、傷や変形もありますが」
「ですよね」

ジェンダー関係の本を少々読んでる私としては、いや読んでなくても、ウ○チの通り道にあるものと一緒にされたくないなあ・・・と思いましたが、医学的な例示だと思って我慢しました(笑いを)。

それはともかく、集簇性、区域性の微細石灰化の画像も見てるし、マンモトームで採取した組織が前がん病変(ADH)というのは、想定内でありすぎたというか。

手術後の病理で、はっきり非浸潤性乳管がん(※)と診断され、切除断端にがんがなく、放射線治療も追加切除も必要ないなら、「超早期に治療できてよかった!」と思うのは確か。

断端にがんがあっても、「超早期に治療が開始できてよかった!」と思うけど、ADHの診断のままでも、「予防的切除ができてよかった!」と思えるかどうか。

 ※非浸潤性乳管がん
 がん細胞が乳管内に留まっている状態のがん。
 間質浸潤や転移がなく、「0期」「超早期」といわれる。

『臨床と病理のための乳腺MRIアトラス』の「非浸潤性乳管癌とADH」のコラムなどには、「微小な非浸潤性乳管癌に“癌”という診断名をつけないように考えられた診断名」とあって、なるほど・・・と思うけど。

・・・と、超・超早期(?)ゆえの微妙な揺れもあったりして、仕事の傍ら、次の受診の際に確認することを考えたりしてます。

2008年3月24日 (月)

がんも2度目なら

きっかけは、2月上旬に珍しく左肩がこって、左乳房(上部外側)がかゆいなあ・・・と思って自己触診したら、オモチャの鉄砲玉のような丸いものに触れたこと。

それで、バスで約15分のところにある「県がん診療連携拠点病院」の外科(乳腺外来)を受診しました。

  2月28日(木) 問診、触診、マンモグラフィー、エコー
  3月11日(火) 乳腺MRI、マンモトーム生検
  3月12日(水) 生検の傷のチェック

丸いものは良性の「のう胞」でしたが、その近くに「微細石灰化」が見つかり、MRIと生検をして、今日が4回目の受診。

現時点での診断は、「前がん病変の異型乳管増殖症」ということで、手術することになりました。

このまま放っておくと、遠からずがんになる(混じってる可能性もある)らしいので、その部分を切除し、病理検査した後、経過観察か放射線療法か再手術かになるとのこと。

手術の日程として4月11、18、25日が提示されましたが、新年度のスタートにかかったので、最初の2~3週で顔つなぎと仕事の立ち上げをして、GW明けに復帰できるように、25日で予約しました。

  4月17日(木) 外科受診、術前検査
  4月23日(水) 麻酔科受診
  4月24日(木) 入院
  4月25日(金) 手術、術後2、3日で退院予定

というわけで、本日の診療費は210円。

片道260円のバスで帰宅し、近所のSCに寄ったら、5%OFFの大謝恩祭の最終日だったので、「ワンタッチ前開き婦人3分袖肌シャツ」、「ワンタッチ前開きブラ」などを買っときました。

入院は6度目で、甲状腺がんも手術してるし、「がんも2度目なら、少しは上手に~」と我ながら思いますが、自分の気持ちやその伝えかたは、病気と同じかそれ以上にやっかいだったので、緊張が解けてほっとしました・・・。

2008年3月23日 (日)

仕事のち石ノ森章太郎

明日の年休(病院行き)も入れて、3連休の中日でした。

とはいえ、昨日も今日も自宅で仕事。

新年度に使うPowerPointプレゼンテーション、やっと1フォルダ(20~40スライド×15ファイル)だけ更新しました

ところで、今日から始まったNHK‐BS2「とことん!石ノ森章太郎」(7夜連続)。

第1夜の今日は、「仮面ライダー誕生」。第1話「怪奇蜘蛛男」が初めて見られたことと、ライダー1号を演じた藤岡弘、さん(現在の芸名は「、」が付く)のお話がよかったです。

再放送を見てた頃から、どちらといえば、「人造人間キカイダー」のほうが好きでしたが、今日の放送を見て思ったのは、「仮面ライダー」って「サイボーグ009」と基本は同じだったのね・・・ということ。

不本意に改造された体で、より人間らしくあろうとして、戦ってるところ。

葛藤や矛盾を抱えてるのは、キカイダーも同じですが、元・人間という点では、ライダーのほうが009に近いことに、なんと、今まで気づいてませんでした。

「サイボーグ009」。これは石ノ森作品の中で一番好きで、第2期のアニメ(1979~80)をリアルタイムで見て、009の声(井上和彦さん)に酔い、マンガ文庫も全23巻持ってるし、主題歌「誰(た)がために」も歌います

第2期OPは、数あるアニメ主題歌の中でも名曲に数える1曲。

「吹きすさぶ風がよく似合う 9人の戦鬼と人のいう」という詞と曲に、「夢見て走る死の荒野」の部分で009が流す涙。

YouTubeで久しぶりに見ましたが、やっぱりいいな~!

ちなみに、まだ東京にいた頃、今は遠くの親友とカラオケに行くと、どちらかが必ずこの曲を入れてましたが、歌詞にないバックコーラスの「ウッ、ウ、ウッ、ウ」までちゃんと歌ってたのは彼女のほうでした。

「とことん!石ノ森章太郎」、第6夜の「未完の大作・サイボーグ009」が今から楽しみです。

2008年3月19日 (水)

遅咲きのビオラ

数日おきに晴れたり、降ったりしながら、春らしさが増してくるなか、やっと顔を出しました。

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スイセン(ティタティタ)もそうですが、ビオラも通常よりミニサイズ。

他のビオラは冬中咲いて、今も元気に咲いてますが、この2つはなかなか咲かず、どうしたのかなあ・・・と思ってました。

でも、その分、株は充実してます。

少し前に種を蒔いたのサラダ(燕麦)も食べ頃に育ち、「草、食べるー!」というパセリにつきあってベランダに出るのが、より楽しみな季節になってきました。

2008年3月18日 (火)

宗像教授の中の恵達

一昨日、星野之宣『宗像教授異考禄 7』を再読して、第3話「吉備津の釜」に出てくる吉備児島の法師・恵達の話が気になりました。

どこかで読んだ気がするのに、思い出せなくて

で、昨夜、もしかしたら・・・と思って、上田秋成『春雨物語』の「二世の縁」を踏まえた円地文子「二世の縁 拾遺」を開いてみました。

博学の先生は秋成のこの物語の原話らしい、『老媼茶話』の中の「入定の執念」という話をしてくれた。それは承応元年に大和郡山妙通山清閑寺の恵達という僧が入定の際、参詣の美女にふと執心して成仏しかね、五十五年の後の宝永三年になっても未だ魂魄散ぜず鉦鼓を叩いていたという話である。

「『老媼茶話』という本は寛保のはじめの序がついているから秋成の子供の頃に書かれたのだろう。しかし何ぶんあの時分のことだから秋成のよんだのは何十年も経ったあとのことかも知れない。『雨月』を書いたころの秋成なら、この物語の美女に執心の残る件をもっと丁寧に描いたろうと思う……」

この恵達というのがわかって、スッキリしましたが、ネットでちょっと調べたところ、恵達は備前児島の生まれだそう。

「二世の縁 拾遺」は、子持ちの戦争未亡人の「私」が、寝たきりの恩師の口述筆記をした後、帰り道で亡夫の抱擁を思い出し、「二世の縁」の定助や恩師に押し倒される幻覚を見て、駅の改札口から押し出される男たちを眺めるところで終わります。

入定の定助がこの男たちの中に生きているのを私はたしかめた。それはさっきのくらい道での恥かしい幻覚以上に、私の血を湧き立たせ、心を暖ためる不安なざわめきであった。

いっぽう、星野先生の「吉備津の釜」の最終ページには、「わしはこの話(恵達の話)が好きでね…」と語る男やもめの宗像教授に、「そう……」と応える忌部神奈が、それぞれアップで描かれてます。

その教授の顔も、教授の中の恵達を知った神奈の憂いを分かつような優しい顔も、2人が並んで歩くコマも、最後の吉備津の釜のコマも、すごく素敵!

「吉備津の釜」のタイトルは、『雨月物語』の同名の話から採られてますが、教授の好きな話が、同じ秋成の『春雨物語』の「二世の縁」ではなく、恵達の話だというところ。

教授の中に「二世の縁」の定助が生きていたら、神奈はとっくに押し倒されてるなあ・・・と大いに納得しました。

 「吉備津の釜」など3篇収録。

 「二世の縁 拾遺」など7編収録。

2008年3月17日 (月)

珍名・奇名だけでなく

こんなニュースを目にしました。

 掲示はがし退学処分 学長批判記事の反論 ノースアジア大
 (asahi.com 2008年3月16日)

記事によれば、はがされたのは、「(学長の)気分次第で人事が決まり、教職員が降格されたり退職を迫られたりしている」という内部の声を紹介し、「恐怖政治で支配し、今や誰一人逆らう者がいない独裁体制を築いてしまった」と書いた『週刊新潮』への反論文書。

はがした学生は、防犯ビデオの映像で割り出され、1人が退学、2人が停学(うち1人は自主退学)、3人が所属する部活は一時禁止、顧問と学外コーチも辞任させるという処分だったそう。

これを読むと、やっぱり怖い大学だ・・・という印象を受けますが、3人が所属する法学部の先生方も、この処分を妥当と思われたのでしょうか?

全教員任期制などの事情で、言いたいことも言いにくいのでしょうか?

ノースアジア大のホームページには、まだこの件のコメントはありませんが、週刊誌への反論文書を掲示したら、学生にはがされ、その学生を処分したら、「朝日」等の全国紙に報道され・・・と、マイナスの連鎖に陥っています。

個人的には、大学の業績向上は、査定や管理の徹底ではなく、いい教職員、いい学生を育てることでしかできないと思うのですが、そういう余裕が感じられない大学が、今度はどんなコメントを出すのか、見てみたいと思います。

2008年3月16日 (日)

たまには日記風

なか3日、空いてしまいました。

といっても、特に変わったこともなし。

13日(木)
翌日締め切りのコメント(約1,000字)を書く。

14日(金)
午前中リハ、午後イベント。夕方、前日書いたコメントをチェックしてメールで送る。

15日(土)
マンションの消防設備定期点検のため、休日なのに早起き。
入室する業者さん2人の声を聞いて、パセリが寝室の窓とカーテンの間に隠れる。

080316_23240001今日は、『銀英伝 7』を読み終わり、ベランダの鉢を覆ってた新聞紙(防寒のため)を取り除いて、録画した海外ドラマを見てリフレッシュ。

袋のまま使ってた洗濯石鹸(合成洗剤にあらず)も、写真のような容器に詰め替えてみました。
かわいくないですか?

2008年3月12日 (水)

病院の雰囲気

朝、病院に行って、圧迫止血していた分厚い綿と大きいテープ、さらしのような包帯が取れ、姐御姿でなくなりました。

傷口のテープは、自然にはがれるまでそのまま。

今日はシャワーで、お風呂は明日から。

結果を聞くのは、やはり24日になりました。

「MRIでわかったことってありますか?」と聞いたら、「組織の結果を見ないとわかりませんが、(がんは)あっても小さいと思います」とのこと。

あって手術する場合は、また何週間も待つんだろうなあ・・・と思いながら、診察が終わってバスが来るまでの間、病院の売店をチェックし、図書室の利用案内を見たりしてました。

もしかしたら長丁場になることも考えて、先月まで腎臓内科に通ってた病院(隣の地域の「地域がん診療連携拠点病院」)ではなく、バスで通える今の病院に行き始めて3回目。

先生や看護師さん、技師さん、受付の方の雰囲気は、入院3回、12年間お世話になった東京の某医大病院にちょっと似てます。

080312_09010001もし入院するようなら、腎臓内科も、前の病院の先生が4月に開業するクリニックでなく、今の病院に替われたら・・・と思ってますが、それも24日の結果を聞いてから。

  (写真は、病院の玄関先のアセビの蕾→)

2008年3月11日 (火)

乳腺MRIとマンモトーム生検

乳腺MRIとマンモトーム生検を受けに、病院に行ってきました。

13:30の予約だったので、これさいわいと10:30まで寝て、食事とシャワーを済ませ、出かける準備。

「じゃあ、行ってくるねー」とパセリに言うと、毛づくろいしながら「ンニャー」と、いつもと変わらない返事で送り出されました。

再診受付をして、放射線科へ。

私の前に脳ドックを受ける70代の男性が、中待合の椅子に診察ファイルを置いたまま行方不明になってたので、少し遅れて13:50にMR室に入りました。

検査着に着替え、造影剤を入れる血管を確保して、乳房部分に穴が2つ空いたベッドに、上半身を出して万歳のポーズでうつ伏せになり、前半は造影剤なし、後半は造影剤を入れて、約30分くらい。

あの振動や音を「電車に乗ってるみたい」という人がいますが、私は「スター・ツアーズのゆるいのみたい」と思ってました。

特に、「ブー・ブー」「ビー・ビー」のときは、「緊急事態!」「緊急指令!」みたい。

続いて外科の受付に行き、15:00のマンモトーム生検を待ちました。

こちらはほぼ予定どおりで、先生、看護師さんと一緒に上の階に上り、先日マンモグラフィをしてくれた女性技師さんも合流。

県内ではここだけという新しい装置は、「マンモトーム生検とは?」で紹介されてるものより、もっとベッドが大きくて、上下に稼動。

穴に合わせて中央を切ったペットシーツ状のシートが敷かれてました。

そこに検査するほうの乳房を合わせてうつ伏せになりますが、私の場合は左なので、左肩が浮いてズレないように、左腕は体に添わせ、顔は右向きで壁とにらめっこ

左にいる先生方も、モニタも見えず、私にとっては不本意な配置が恨めしくなりましたが、また「腎生検みたいに痛いですか?」と聞き、「それほどは」と言われました。

その後、「~しますよ」と言ってもらいながら、マンモグラフィ→生検箇所の位置決め→消毒→局所麻酔→生検針で組織を採取しましたが、見えなかったのはここまで。

あとは上半身を起こして、消毒→傷にテープを貼る→分厚い綿を当て、さらしのようなテープを貼り、腰痛ベルトのようなのを巻いて圧迫止血→しばらく仰向け→上半身を起こしてベルトを外し、さらしのような包帯を巻いておしまい。

生検の所要時間は、前後を含めて1時間弱で、3回分の抗生物質と1回分の痛み止めの処方箋が出ました。

ちなみに、麻酔の注射は、しばらくしてない筋肉注射くらいの痛さで、途中、先生が「つらいのは、これと体が動かせないことでしょうね」と言われたとおり、生検自体の痛みはなし。

先生が「じゃあ、始めますね」と言った後、看護師さんが「パチって音がするので塞ぎますね」と言って、両耳をしっかり押さえてくれたので、直径3mmの生検針がいつ刺さったかもわかりませんでした。

というわけで、本日の診療費(自己負担額)は24,710円、院外薬局の薬が380円。

明日も8:30に病院(傷の確認)に行きますが、検査結果が出るのは約1週間後だそう。

080311_16260001それを聞く外来の予約は、月曜しか空きがないらしく、「17日だと結果が出てないかも」と言われたので、24日になるかもしれません。

ともあれ、今日の私は、胸元からさらしのような包帯がのぞく姐御風の恰好です。

病院の玄関先に咲いていたカンツバキ→

2008年3月10日 (月)

美貌士官の激務と悲恋

昨日、「ちょっと後になるかも」なんて書きましたが、その時点では途中までやっていたので、「ふた夜」の現代語訳、大急ぎでやっちゃいました。

そうでないと、(金)締め切りの仕事に集中できないので、PCの横に置いた本を見ながらダダーっと

それにしても、「ふた夜」の金髪の伯、『銀英伝』に出てきてもいいような、可愛らしくもいい男です

ということで、明日は、署名・捺印した同意書2通とわざと読みかけの『銀英伝 7』を持って、バスで病院に行ってきます

2008年3月 9日 (日)

美貌士官の恋のゆくえ

7日夜に始めたハックレンデル作、森鴎外訳の「ふた夜」の前半「初の夜(一八四四年)」を現代語訳してみました。

先日、遠くの親友に「面白いかなあ」と言ったときは、パラパラとめくってたくらいで、読んだのは初めてですが、士官たちの会話に『銀英伝』を思い出し、ドイツ三部作のあの部分、この部分と似たところもあって面白かったです

後半の「後の夜(一八四八年)」は、4年後の話。

来週は、(火)(水)の病院のほか、(金)締切の仕事やイベントがあるので、続きはちょっと後になるかも。

気になる方は、「青空文庫」にはアップされていないので、岩波文庫等でお読みください。

「文づかひ」「そめちがへ」「ふた夜」も収録

2008年3月 8日 (土)

お花をもらう

080308_19580001先月、お城のようにお堀で囲まれている建物に出向いた仕事の一環で、外部のイベントに出席しました。 

茶話会つきなので、暇を見てサンドウィッチとケーキを食べ、コーヒーを飲み、最後に会場のテーブルに飾られていたお花をもらって帰りました。

実は、外部のイベントの仕事があるたびに、「お花、もらえるかも」と秘かに期待してますが、大振りの花瓶に派手に生けてある花は、葉物と擦れて傷んでたりするので、バラやカスミソウだけもらって、即、ドライフラワーに。

今回は、湿ったオアシスに差した花を籐のバスケットごともらったので、ちょっと母の日のような色合いですが、窓辺に置いてパセリと楽しんでます。

2008年3月 7日 (金)

兵法は意味深い

5日に起こった問題の対応は、どうなることかと思いましたが、いったん元に戻して、来年度前半に練り直すことになりました。

つまり、残り少ない今年度中の練り直しはなし。

何度も論議して、押さえるところは押さえてたので、いろいろ思うことはありますが、無駄なケンカや体当たりをして、出るべきときに出られないと困るので、一時撤退。

陣形をたて直すことにしました。

という書き方をするのは、
(1)昨日、ようやく『銀河英雄伝説 7』を手に入れ、
(2)今日、Friedrich Wiihelm Hackländer “Zwei Nächte” の森鴎外訳「ふた夜」を現代語訳し始めたから。

昨夜も電話をくれた遠くの親友と、
「『軒もる月』より『そめちがへ』のほうが面白かった」
「ちょっと長いし、訳の訳になるからやってなかったけど、鴎外の『ふた夜』も面白いかなあ」
と話したので、早速実行。

最初はミラノのホテルで、六人の少壮士官の会話が続きますが、今回の訳では「余」は「俺」、「汝」は「卿」に。

ユサールの一人は言う。「にとって不運なことに、の地位ほど嫉ましいものはない。二ヵ月の休暇を前にして、ドアの外にはトランクを載せた馬車があり、ポケットには高価な為替がある。この愉快な会食を終えて、あの車に乗り移り、腹をこなしつつ、景色を眺めつつ、この春の夜に馬を駆けさせる。これを羨まずして何を羨もうか」

伯がこれを聞いて、その手中のシャンパンのグラスを高く掲げると、最後の夕陽の光がグラスの縁を金色に染めた。「もちろんだ。しかし、このナポリ行きはずいぶん前から知られていたことで、らにしても、心がけさえあれば、ともに来られたではないか」

と、こんな感じ。上の部分は、わが遠くの親友には、また別の意味をもって読まれることでしょう。

2008年3月 5日 (水)

一度ならず

年度末の忙しいとき、起こってほしくない問題が起こって、さらにバタバタする職場もあるかと思いますが、うちの部署もそう。

私は来週11日がまた検査で、その後のことは不明という心もとない状況なので、何か起こった場合に一緒に対処にあたる次長には、現在の状況を話してましたが、今年の問題は、はるか上のほうから降ってきました。

4月に異動する次長も大変だし、私も別のプロジェクトを兼ねるのに、ほとんど決まっていたことを練り直すには、会議も含めてかなり時間を取られそう。

同様のことは、一度ならず経験済みですが、おかげで、ないようであるような乳がんの不安も吹っ飛びました

ところで、昨日、ある方のブログで、こんなレポートがあることを知りました。
 がんナビ:乳がんの組織診、マンモトーム生検は怖くない
 (2008年2月19日)

先日、看護師さんが「うちの病院は、うつ伏せで見えないようにする新しい機械があるからね」と言ってたのは、国内ではまだ少ない最新式のよう。都道府県がん診療連携拠点病院(各県1ヵ所)を選んだのは、とりあえずよかったかも。

今度行う検査は、「乳腺MRI検査とは?」と「マンモトーム生検とは?」というサイトで紹介されている検査。

個人的には、眼の前で行う甲状腺の細胞診も、一度ならず経験済みで、採血の際も見ているタイプなので、「見えないように」と言われたときは、かえって嫌な感じがしましたが、姿勢が安定しているので失敗が少なく、時間(30分くらいと言われた)が短いらしいのはありがたいかなぁ

それから、これも一度ならず、本屋に足を運んでいる『銀河英雄伝説 7 怒濤編』(創元SF文庫)。ネットで在庫が確認できたので、今日こそは! と思ってましたが、上記の問題発生でメールや電話をしていたら、行きそびれました。

明日こそ!

2008年3月 3日 (月)

うちの近所の本屋

年度末の3月は、今年度の締めくくりと来年度の準備が混在して、会議や打ち合わせや研修会が多い月。

今日もそういう1日で、途中、ちょっと(かなり?)面白くないことがあって気分がくさくさしましたが、遠くの親友にメールを書いてすっきりしました。

ところで、昨夜、その親友から電話をもらったときのこと。

「また現代語訳してる。ストレスためてるでしょー?」
「ためてないよー。やりかけのを終わらせただけだから」
「なら、いいわ。『銀英伝』は読んでないの?」
「『宗像教授』のことしか書いてないから? 一緒に買おうと思ったのに、うちの近所の本屋、まだ売ってないだもん。あのバカ本屋~」
「Amazonで買わないの?」
「職場受け取りにしてるし、週末だったから、近所の本屋で買ったほうが早く読めると思って。でも、『宗像教授』買っちゃったから、『銀英伝』だけだと送料かかるじゃん。もう! うちの近所のバカ本屋~」

と言いながら、今日また懲りずに、その本屋に寄ってみましたが、やっぱり『銀河英雄伝説 7』(創元SF文庫)はなく、星野先生の『メガクロス』上・下(MF文庫)が出てたので買ってきました。

  読んでなかったから、ウレシイ

2008年3月 2日 (日)

「軒もる月」の冷笑

樋口一葉の「軒もる月」(『毎日新聞』明治28年4月3日、5日)を訳してみました。

本文には、初出と同様、「 」が付いてない筑摩書房の全集を使用。

小学館の全集は、科白と内言語に「 」が付いて読みやすいのですが、語りから内言語にすっと移行するおもしろさに欠けるかなと思って。

「軒もる月」といえば、「月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして」(古今・恋五・業平)を本歌取りした、「梅の花匂ひを移す袖の上に軒もる月の影ぞ争ふ」(新古今・春上・定家)が手元の辞書にも載ってますが、一葉の「軒もる月」は霜が降りる季節。

ある夜、空には月が凍り、夫も子どももある女・袖が何を思い、どう変わるか。

まちこ訳「軒もる月」は、こちらからご覧ください。

2008年3月 1日 (土)

宗像×宗像な日

昼過ぎまで爆睡してパセリに起こされ、昨日まだ売ってなかった本を買いに、近所の書店に行きました。

星野之宣『宗像教授伝奇考 3』

小学館特製版。掲載作品は、潮漫画文庫版第3巻と同じ。「酒呑童子異聞」の創作ノート、おまけ漫画「宗像教授ゾンビ考」付き。この巻の「彗星王」は、「西遊将門伝」「流星剣」「龍神都市」と並んで、とくに好きな作品です。

創作ノートでは、切られた腕を取り戻しにやってくる河童の伝説が、制作段階で捨象されたことがわかり、「水天宮との関連は? 河童」「牛頭天王。猿→行疫神。」という欄外の書き込みに、「水天の都」「牛王の来訪」への着想のつながりを想像しました。

星野之宣『宗像教授異考禄 7』

「赤の記憶」。福島在住のイザベラに誘われ、昔話を聞きに岩手の山村へ。「赤ずきん」も「瓜子姫」も「カチカチ山」も、人肉食の歴史と関係があった? 「お天道さまの金の鎖」があってよかった! というコラージュのような雰囲気の一話。

「砂鉄八犬伝」。大学統合案の裏にある政治とカネと女性問題をハッケンジャーが暴く! 罠にはめられた教授を救うのは、教授の専門の「鉄」の話に感銘を受けた他大学の学生たち。やるねー!めでたし!という一話。

「吉備津の釜」。岡山の鬼ノ城で忌部神奈と再会。吉備津神社に伝わる鳴釜の神事の温羅と阿曾媛、『雨月』の正太郎と磯良、『日本書紀』の吉備田狭と稚媛、即身仏を志した恵達と美しい娘の挿話が、教授だって男の情念と無縁でないことを示す、味のある一話。

というわけで、星野先生、今回も堪能させていただきました

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