「そめちがへ」の昔と今
鴎外の「そめちがへ」(『新小説』明治30年8月)を現代語訳してみました。
戯作ふうで読みやすいので、その必要もない感じですが、いいストレス解消に。
岩波文庫の解説によると、斉藤緑雨が「鴎外漁史がそめちがへは鴎外漁史のそめちがへなり」といって、失敗作だと揶揄したそう。
ドイツ三部作から6年ぶりの小説で、初めて日本を舞台に恋愛ものを書くときに粋筋の世界を選んでいるところや、兼吉姐さんの想いが通じない原因が、ドイツ三部作のように国家や社会という大状況のせいにされていないところに、昔と今(流行と不易)を感じました。
というわけで、まちこ訳「そめちがへ」は、こちらからご覧ください。
| 固定リンク


コメント
外人なので原文を読むのがとても難しくて、現代日本語に訳してくれてありがとうございました。とても助かりました。
-Ryan
www.beholdmyswarthyface.com
投稿: Ryan | 2008年5月18日 (日) 14:36
Ryanさん、こんにちは!
坪内逍遥後の日本文学史を研究されてるのですね。
私は、学生の頃、同じゼミに中国、韓国、イタリア人の留学生がいて刺激を受けました。
ゼミ外では、アメリカ人の研究生に助けられながら、当時まだ日本語訳のなかったジェンダー関係の文献をいくつか読みました。
なので、私の現代日本語訳がお役に立ったならうれしいのですが、「ここは違うのでは?」という点があれば、ご指摘くださいね。
投稿: まちこ | 2008年5月18日 (日) 16:25