年季奉公と理想
毎年6月、「奨学金の返還期日がまいりました」という文書と一緒に、120,000円の払込取扱票が届きます。口座振替にしてないからですが、「お願いします」といって窓口で振り込むと、いかにも「返還いたしました」という感じ。
払込票の内訳を見ると、今回が10回目の返還で、振込後の残額は408,000円。端数は最終回に加算されるので、あと3回で返還完了。「就職して10年目かー」と改めて思いました。
帰宅後、もう1つの奨学金の状況が気になったので、「てびき」やホームページで確認してみました。こちらは、15年の在職で全額免除、5年以上で一部免除になりますが、もし今月末で退職したら・・・という計算をしてみると、返還金額は1,370,800円。
上の残額と合わせると、まだ1,778,800円の「借金」を抱えてるわけね・・・と思ったら、学費無料のしがらみ(任官拒否だと返還)で、軍を辞められなかった『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーを思い出しました。
「それも給料のうちですよ」と言われれば、「それなら大いにいただこう」と嫌いなコーヒーも飲み、「微力を尽くします」と言って、誰にもできないことをするヤン。奨学生の鏡、宙の上の理想です・・・。
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