分割・丸投げへの危惧
昨日は、あるパンフレットの「原稿シート」4枚分の文章を書いてました。
昨年度までは、制作責任者として1冊(約40ページ)分のコピーを取材が必要な部分を含めて書いたうえで、トップや各部署に確認してもらってましたが、今年度の発注者・受注者は方針が違い、取材が必要な部分以外は、実質、各部署に分割・丸投げ状態。
コンペのためのコンペで受注者が変わったので、私が制作に加わってきた各種パンフについて「著作権は彼らにあるし、同じ企画のもとにある私のコピーも使用不可。使いたいなら、彼らに二次使用の許諾を取って」と念押ししてはいましたが、こんな形でまた書くことになるとは・・・。
で、「原稿シート」には、グリッドごとに「○字~○字程度で記入してください(字数オーバーで詳しくお書き頂いても結構ですが、最終的には○字程度にまとめる予定)」とありましたが、きっちり「最終的には○字程度」で書きました。
ツールに対する全体観を持たない各部署の執筆者が、これまでとは構成や字数が違う各グリッドの原稿をどう書いたかを考えると頭が痛いし、最も関心の高い取材部分の字数も1/3~1/2になるようだし、写真なんて各部署でそんな気もなく素人が撮ったもの(が、あれば)の供出まで求める始末。
コンペが遅れ、制作チームの稼動が遅れて、分割・丸投げした原稿の締め切りは今月中旬で、取材の大半もおそらくこれから。納期は同じはずだから、すごいことになりそうですが、元をたどれば、制作軽視のコンペのためのコンペなので、対効果の数字が出たとき、受注者だけのせいにしないように・・・と思ってます(受注者への同情ではなく、さらに制作が軽視される恐れがあるため)。
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コメント
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出勤の前に書いてます。
今朝は特に行きたくない度が高い朝。
丸投げ、いやな言葉です。
誰かに何かをおろすとき(発注するとき)、それに関しておろす方にも何がしかの考えや指針みたいなもの、あるいはいざとなったら自分のサイドで不恰好でもそれをやってのけるくらいの力がないと、いい結果はでないものだと日々感じてます。
できない人ができないくせに「良いようにしてください。」とオーダーして、効果があがらないとまるなげを処理した人のせいにだけするのは、私の周りごく身近でもよくよく目にすることです。
「やらない」んじゃなくて「できない」ことは、オーダーされる側にまるばれなんだけどね…。
それにしても行きたくないです。
いつもよりちょっとだけ早く行くのが、こんなにいやだなんて(笑)
投稿: お今 | 2007年3月 7日 (水) 06:26
朝早くからお疲れさまです。
こちらは雪の1日でしたが、例によって「兵も出ないのになあ・・・」と思ってました。
投稿: まちこ | 2007年3月 7日 (水) 23:21