説明及び同意書
母から、先日の弟の入院時(急性心筋梗塞)に病院から渡されたという書類のコピーが送られてきました。
- カテーテル検査説明及び同意書
- 経皮的冠状動脈形成術(風船療法)の説明及び同意書
- 入院診療計画書
私自身は、同意書に署名・捺印した腎生検や手術のときも控えをもらった記憶がないし、4年前の入院でも診療計画書なんてもらいませんでしたが(自分で記録はとってましたが)、今はインフォームドコンセントや医療過誤の問題がうるさいし、どこでも渡すようになったかしら?・・・と思ったりしました。
3.の計画書によると、1日目に行ったのは、心電図、心エコー、胸部レントゲン、心臓カテーテル検査と風船(バルーンカテーテル)療法。以後、2日目に胸部レントゲンと血液検査、4日目まで心電図モニターと持続点滴・・・といった記載があり、「患者さん及びご家族への説明」欄には次のように書かれてました。
緊急心臓カテーテル検査の結果、右冠動脈の閉塞を認めたため、引き続き冠動脈内血栓吸引術及びステント留置術を行い、十分な開大を得ています。今後は、合併症の管理を続けます。
その「合併症」については、2.の同意書に「稀ではありますが」という前置きのあと説明されていて、要約すると次のとおり。
カテーテル検査の場合と同様の合併症
①心不全の悪化
②造影剤などの薬物に対するアレルギー、ショック、腎不全
③心停止を含む重症不整脈
④出血
⑤塞栓症
⑥血管損傷や血管穿孔
⑦神経障害
⑧感染症、等風船療法に特異的な合併症
①拡張すべき冠状動脈が逆に閉塞してしまう現象
②冠状動脈の穿孔
弟の場合は、こうした合併症が生じることもなく、入院12日目に退院し、費用も40万円以内で済みましたが、2.の同意書の「再狭窄について」という項目には、「数ヶ月して、手術した部位が再度狭窄を来たすことがあり、5~8人に1人の割合で起こります」という記載もありました。
術後数日で移った大部屋には、再発した方も入院されていたようで、弟に「退院後も食事療法は続けないと、再発するよ」と言ったとき、「うん、そういう人もいる。気をつけるよ」と言ってましたが(ちょっと怪しい)、コレステロール値が高めの皆さまには、日頃からお気をつけいただければ・・・と思います。
6日(火)は、私も2ヵ月に1度のIgA腎症の通院日で、血液検査と尿検査の結果は、今の先生になってから毎回もらってファイルしてますが、それとは別に人間ドックも受けなきゃなあ・・・と思ってるところです。
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