作り直し
昨日は、久しぶりに営業用のPowerPointを作成。
来週12日に隣市に出かけて使うものですが、もともと自分が作ってたものを後任者にいじられ、気に入らないので、自分が行くときくらいは・・・と作り直しました。
何が気に入らないかというと、創意工夫のないちょこちょことした改訂。情報伝達の重要度とデザインの強弱のバランスが崩れ、
「このページを3枚に分けるの?」
「あのページが抜かれてる」
「このページ、浮いてるじゃん」
「プロと素人の写真を混ぜないでよ」
「この枚数で45~50分で話すのは無理でしょ?」
といった点を中心に再改訂し、今日もその残りを少し。
後任者のプレゼンは、先月のイベントでちょっと見せてもらいましたが、「僕のときは・・・」と年齢、性別、その他の点でターゲットとはまったく異なる自分の例を持ち出したところで、「そんなずうずうしいこと、私でも言ったことないよー」と思いつつ、出てきてしまいました。
いつもそう言ってるのなら対外的にも恥ずかしいので、あさっての会議後の懇親会で、ちょっとネタにしてみようかと思ってます(ご本人に)。
「僕のときは・・・」で思い出すのは、10年ほど前、遠くの親友と一緒にバイトしていた予備校で、60歳近い先生が高校生に「僕のときはね・・・」と受験体験談を語っていたこと。
その声が聞こえる位置で仕事してた親友と私は、聞こえるたびに下を向いて苦笑し、帰り道で「40年も昔のこと、言われたってねー」と言ってました。
席を立ちたそうな顔で聞かされていた生徒さんにはお気の毒でしたが、そのときは横から口出しもできず、申し訳なかったと思います。
ベテランになることとスペシャリストになることの違い。
言葉の上でベテランとはいえない若手にもスペシャリストはいるし、見た目はベテランでもスペシャリストじゃない人は多いし、たまたま来てしまった職場で、その中間の年齢になって思うのは、環境に恵まれた人との比較や職場内の評価ではなく、「自分にとって、スペシャリストは・・・」ということ。
今の職場は、スペシャリストを育てる体制も気概も、表向きはともかく、現実にはなくて、うっかりしてる「井の中のベテラン」になっちゃいそう。で、経営そのものが危なくなったら、そのベテランにもなれないという(^_^;)
スペシャリストになりたい人は、本業以外の仕事を割り当てられても、早くお役御免になるように目立つことはしないし、そうでない人は、次の異動まで大きなミスのないようにルーティンワークしてベテランへ。
私自身は、本業以外の仕事もやってみると楽しかったり、本業以外での期待や評価が変に高かったりという期間が長く、自分が思う「本業」には程遠い状態だけど・・・。
なので、後任者の仕事に手出しする権限も、余裕もないけど、気に入らないスライドは使いたくないので、早く作り直したくならないようなもの、作ってくれないかなあ・・・と思いました。
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