過去と現在の接点

今週～来週のおもな仕事は、4～7月にしてきた仕事の効果（到達度）の測定と評価。7グループ約250名分の課題を見るので、少々疲労気味ですが、目的や目標、計画、実施状況への自己点検にもなるし、頑張らなければ・・・。

でも、こういうときに限って、別のものが読みたくなります(^_^;)

それは、ある作家の長編小説と1927～30年の滞ソ日記。今月初め、専門が違う未知の方から、私が13年前に書いたものが読みたいというメールをいただき、すぐ見つからなかったので、それをもとに5年前に書いたもののコピーをお送りしたら、折り返し、その方が15年前と18年前に同じ小説を扱ったご論考のコピーを頂戴しました。

で、今年4月の雑誌に訪ソ前の短編について書いたとき、「この後の時代も、やり直したいなあ」と思っていたので、じゃあ、ぼちぼち始めましょうかと。結局、上の仕事の終了を待たずに始めたので、睡眠不足に陥ってます(>_<)

ところで、今月20日の日経新聞によるスクープ以来、各界や隣国で話題となっている問題について、昨日、目にしたのはこのニュース。

日本遺族会会長の古賀誠・自民党元幹事長は25日昼、都内で講演し、昭和天皇が靖国神社参拝を中止した理由がＡ級戦犯の合祀（ごうし）だったことを裏付けるメモが見つかったことについて、「涙が出る思いがした。あの思いを遺族は大切にしたい。最も重いものとして受け止めたい」と述べた。
さらに、「遺族会も勇気を持って分祀問題に真正面から取り組む姿勢が大事だ。誰もがわだかまりなく、皇室の方々もお参りできるための対応こそ、我々がやらなければならない」と述べ、分祀を本格的に検討する考えを示した。
（読売新聞：7月25日）

メモ内容に疑惑を提示してるサイトもあります。そのサイトに「その後の報道各社の反応など」もまとめられてますが、笑えたのがこれ。

これには案の定、Ａ級戦犯分祀派や首相の参拝反対派の政治家やマスコミ、それに中国、韓国が飛びついた。「お言葉」をタテに「Ａ級戦犯を分祀しろ」「首相の靖国参拝はやめろ」の嵐である。
「そんなに昭和天皇を敬愛されていたのですか」と、皮肉の一つも言いたくなるぐらいだ。
（産経新聞：7月22日）

何かをきっかけに、過去と現在が改めてつながり、新たな顔を見せ始めるとき。個人的なレベルでは、先日、小学校5、6年のときの担任のN先生のお名前をネットで検索したら、O谷大学大学院哲学研究科修了で、法然の本を書かれていたのを知りました（同姓同名の別の方じゃなければ）。

当地に来るまで、O谷大や仏教関係者に知り合いはいないと思ってたのに・・・と驚きながら、クラスで毎朝１分間、目を閉じて「やればなんでもできる」と唱えていたことを思い出しました。

昭和天皇メモは、日独伊三国同盟～太平洋戦争、東京裁判～A級戦犯合祀という過去と現在のつながりを、報道各社や政治家各位の姿勢を含めて顕在化させてるし、私は突然のメールがきっかけで読み直しを開始。

メモ問題が短期で尻すぼみしても、こちらは長期戦の構えで臨みたいなと思います。