なぜか「いい子」

土曜の夜、頻尿と血尿があったパセリは、今朝までに抗生剤の粉薬を4回服用し、肉眼的には普段の色、量、回数に。でも、やはり心配なので、少し早めに帰宅して病院に連れて行きました。

病院に行く際は、まずキャリーに入れるのに、ひと苦労（見ただけで逃げ回る）。尿検査も、人間のように病院で滅菌紙コップに・・・というわけにはいかないので、自宅で採尿していきます。

今回は、帰宅後に採れるかどうかわからなかったので、朝、出勤前にトイレに敷いたペットシーツを半分に折って排尿を待ち、シーツのない部分にたまった尿をシリンジで吸い上げ、変質防止のため冷蔵庫で保管していたものを持参。

雑菌が混じるのは避けられませんが、潜血やタンパク、結晶の有無は確認してもらえます。

病院では20分くらい待って診察室に入った後、土曜からの状況を説明し、持参した尿を検査してもらいましたが、潜血は（－）。

私「薬、飲ませたからでしょうか？　でも、消えるの早いですよね？　それとも便？　最初に見たのは、ちょっと粘性を帯びた感じもありましたけど」
先生「可能性としては、便、膣分泌液ということもありますが、避妊手術はしてますよね？」
私「ええ」
先生「念のため、検査しましょうか」

というわけで、肛門で体温を測るときに付着する便で糞便検査もしてもらい、膣のほうも綿棒で検査してもらいました。結局、今日はそのどれにも潜血反応はなく、念のために土曜から与えていたのと同じ抗生剤を5日間服用させ、様子を見ることになりました。

パセリは、キャリーに入れられることには強烈に抵抗しますが、行きの車中では話しかけたときだけ返事をし、待合室ではだんまり。

診察台の上でも、背中を軽くなでていればじっと座っていて、肛門に体温計を入れるときも、前脚で採血するときも、お腹にエコーを当てるときも、鳴いたり嫌がって身をよじったりということはありません。

この病院は、院長・副院長先生を含む獣医師5人体制で、今日は初めて診ていただく先生でしたが、「おとなしい子ですね～」と言われたので、「病院ですから・・・」と答えたところ、「嫌がったり、引っかいたりするネコちゃん、多いんですよ～」と言われました。

たしかに、待合室にいても、診察室の中から鳴き声や物音など抵抗している様子が伝わってくるときがあり、その当たり前の反応には、聞いてるこちらまで「そうだよね、嫌だよね」と痛々しさを感じます。

ところが、パセリも亡くなったミントも、病院ではなぜか「いい子」。診察が終わって「ぱーちゃん、帰ろうか」と言うと、自分からキャリーに入るところまで、病院ではあくまで「いい子」で通すパセリですが、そのぶん、帰りの車中ではほとんど鳴きっぱなし。

「嫌だったよー」「我慢してたんだよー」「早く帰りたいよー」と、運転中の私に文句を言い続け、自宅に着いてキャリーから出ると、しっぽをピンっと立てて自慢げな様子を見せるのがおかしく、とくに今回のように深刻な状況にならずに済んだ場合は、本当にほっとします。

腎機能低下（Creが正常値を超えていること）には注意が必要ですが、フードも現状でいいとのことなので、今日もらった薬を飲み終わって異常がなければ、次の検査は半年後ということになりました。

来春で腎生検後20年の私のIgA腎症よりも、よっぽど気を遣ってる（と思う）ので、元気でいてほしいなあ・・・と思います。